[コラム] モケーレムベンベ井澤聖一の「豆腐のかど」(2012年11月号)

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およそ健全な男子たるもの、興味を持つのは当然のことであって、むしろ健康な証拠であると言えましょう。
バイトの休憩中などはもっぱら、スマートフォンで画像や動画を検索して、興奮しております。

たまらんよね。深海生物。
いかがわしいアレやコレよりもはるかに神秘的であるよ、いや全く。今回はその一例をご紹介いたそう。

「リュウグウノツカイ」

巨大な太刀魚のような魚で、大きいものだと全長は10mを超える。
そいつが、海中を、なんと直立した姿勢で漂っている。
これ、イメージできますやろか。ネーミングも最高である。

「カイロウドウケツ」

網状の円筒形、ガラス細工の筒みたいな生物。
その筒の中に、雌雄一対のエビが共生している。
小さい頃に網目の隙間から中に入り、そのまま大きくなって、筒の中で一生を終えるそうな。
 カイロウドウケツ(偕老同穴)とは中国の古い言葉で、ともに老いて、同じ墓に入るという、夫婦の固い絆を示す言葉だそうな。またもネーミングが最高である。

そんで、極めつけはこいつであろう。
「ベニクラゲ」

一見普通のクラゲである。ネーミングも中身が赤いからベニクラゲ。普通である。
しかしこいつ、なんと、老衰すると、幼生の状態に若返って、もっかい成長するという驚異の能力を持っている。つまり、食われたりせんかぎりは永久に死なんのである。

深海生物の神秘の一端、いかがでしたろうか。
願わくば拙者もベニクラゲよろしく今一度若返って、年頃の娘さんとおとことおんなの深海へ、なんてことを申しましてな。
しからば、御免。

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