[コラム] モケーレムベンベ井澤聖一の「豆腐のかど」(2012年05月号)

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キスをするたびに目を閉じてることばかりでなく、突拍子もなく凝った料理を作りだすのも、明日を見たくないからであろうて。
鍋の中では牛すじが、かれこれ二時間ほどコトコト煮込まれております。すじこんよろしく、日がな一日とろとろぷるぷるとして過ごしていたいぜ。
先月号からのイモーヌとの同棲生活、相変わらずだらだらと続いております。
いつまでたってもさして変化がなく、次第に互いに干渉しないスタンスが出来上がってしまった。
こうなると困ったもんで、関係を改善しようとするのが面倒になってしまうのだな。うん、いつだってそうだよ、俺。
ただただ少しずつ腐っていく毎日。こいつぁーいかんよ。うん、こいつぁ、いかん。

よし、捨てる。捨てよう、今。

ってんで、久々に手に取ったイモーヌ。
よう見たら、伸びとんの、芽。
うっすらと伸びとんの。
ああもう。
知らず知らず、少しずつでも進んで行くのは、相手ばかりよなあ。
いつだってそうだよ、俺。

芋依存、深まって、宵頃の天王寺区国分町には晩春の風が吹いたよ。

来月のイモーヌに、ご期待、

せんわな。

ごめんよ。ほんと。

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