[インタビュー] MADMAN TAILS (2012年04月号)

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僕らのMADMAN TAILSが遂に全国リリース!
震災から一年。"それでも"ライブハウスで「楽しい」を歌い続けてきた彼らが
最新作に込めた想いとは!?

■待望の全国リリースおめでとうございます。日本各地で待ってる人がたくさん居たと思うんだけども。
佐藤達生(以下、達生):うん。今までのCDはツアーでまわったライブハウス限定の発売だったから自分が知らない人が知らない町で僕らの音楽を聴いてるっていうのを想像して勝手にドキドキしてるんだけどまだ正直実感ないんだよね。Twitterとかmixiブログのコメントに書き込んでくれてる人はいるんだけど、まだリアルじゃないっていうか。ライブで会って初めて実感するのかなっていう。
■なるほど。常に現場に立っているって印象があるもんね。あくまで流通は、全く知らない人に知ってもらう手段って感じなのかな?
達生:ん~、そういう意味合いももちろんあるんだけど、それだけじゃなくて今まで僕らを応援してくれてるみんなに『こっから君が知ってるMADMAN TAILSが突っ走っていくんだぜ』って胸張って言える素敵なNEWSになったと思ってるんだ。それがすごくうれしい! でも実際はじめて僕らを観てくれた人が大合唱してくれたりしたら絶対泣いちゃうよね。最近そんなことばっかし考えちゃうな。
■今までは、ライブ→レコードっていう図式だったのが、レコード→ライブっていう風に出会って、ライブハウスに来る子たちもいるわけだものね。
しゅんぺー:おれの事見てがっかりしますかね? まあ良いですけど。最近はもっぱらチャイナですしね。
コマノス:良いんじゃない? よけいに謎が深まる感じで。
しゅんぺー:おれだけ違う人感が半端ねぇ。
コマノス:多分MADMAN TAILSってCDから知っても、ポスターなんかの見た目から知ってもギャップが激しいバンドではあると思うんですよねー。
■確かにポスターから、どんな音楽やってるのかってのは想像つかないかもね。
しゅんぺー:今回のポスターは特に謎ですな。
コマノス:偶然の産物。
達生:髪の立ち具合からいってもそうだよね。
しゅんぺー:ノリでPV作ったところからの偶然ですから。
■ノリなの?(笑)
コマノス:今回のポスターとかPVはもうノリですよ、その場でカメラマンさんがドSな要求をするので必死で答えるという......。
達生:こんなに体張った撮影は初めてだっだもんね。
しゅんぺー:一曲スクワットし続けましたからね。筋肉痛半端なかったです。
コマノス:良いのができて、ツアーでも「PVみたよー」とか「あれはどーなってんの?」って反応があるから筋肉痛になった甲斐もある。
■発売日の前に流れ始めたスポットのCMあったでしょ? たっちゃんが羽毛つけてるやつ。あれって、街中だよね。どうやって撮ったの?
達生:どうなってたんだろうね?
■全裸?
達生:いや、一応白いビキニパンツを着用していたよ。一応ね。
しゅんぺー:通行人が皆ガン見でした。
■通行人いたんだ!?
達生:観てたね。オレは寒さでそれどころじゃなかったけど。てかビデオまわってたの知らなかった。写真だけだと思ってた。
コマノス:早朝なんですよ。朝イチであれを見た人は一日どんな気持ちなのでしょう。
しゅんぺー:台無しですよね。一日が。
コマノス:人生丸ごと台無しだよ!
達生:......。でも、それがしっかり生きてて。今回はツアースタートのワンマンライブ『僕らの無人島』が終わってからPVをYouTubeで公開したんだけど、それを観てくれた人がライブに来てくれてみんなで歌ってくれてた! こないだの東北も凄まじかったもんね。


■MADMAN TAILSって今回のPVとかもそうだけども、各所に"らしい"こだわりが見えるのが、楽しいよね。それが偶然であっても。結構、最近「楽しい」っていう感覚を大事にしているバンドって少ないなあって思うから、余計に目立つ。
コマノス:意外と3人とも真面目にやりすぎて楽しむのが難しくなっちゃうタイプなんですけどね。
達生:今回は特に、たくさんの人が関わってくれてしかもみんなMADMAN TAILSで遊んでくれてからなんじゃないかぁと思う。今まではほとんど自分たちで作ってきたからね。
コマノス:あ、それはそうだ。今度は私が羽根やるから、見た人のじんせい丸儲けだよ。
■ジャケットもすごくかわいいよね。
達生:でしょ。音が出来上がって聴いてもらって描いてもらったんだけど、イメージにばっちりあってる。
■見ただけでワクワクするデザインよね。
コマノス:それぞれのステッカーも作りましたもの。かわいくて。
達生:買ってもらった人だけが聴ける曲っていう特典もあるんだよ。ホームページからダウンロードできる仕組みで。隅から隅まで楽しんでほしいです。


■とてもいい流れなので、肝心のCDの中身の事を聞いていこうかな。このままじゃ羽根の人たちになってまうし。
達生:間違いない。(笑)
しゅんぺー:おれは今回凄く楽しくレコーディングが出来て嬉しかったです。ドラム録る時もテンション高くなってたんでいつもより爆音で叩けました。
■いつもより爆音て相当でかいな。
しゅんぺー:好きに叩いていいって思うとやっぱりボリュームが上がります。なんか今回すげぇ誉められて! 今までそんな事なかったんでめちゃめちゃ楽しかったっすよ!
■楽しくレコーディング出来て嬉しいってすごく良い感想だよね。聴き手がそれを聞いたら期待すると思う。
達生:今回の『キラキラ』は東日本大震災から生まれた曲。僕は宮城県の田んぼしかない町で生まれ育っていま東京で歌ってる。あの日、日本全国が不安や悲しみに包まれて、ライブハウスは不謹慎だと叩かれてみんな笑顔を奪われた。家族や友達の事とか心配だったけど、僕はいろんなところで歌い続けた。僕は歌う人だから。
■実践しながら考えついたのは結局そこってことだよね。
達生:うん。笑っていいんだよって、笑える場所はここだよって。
■キラキラを最初に聴いたのは、たっちゃんの弾き語りだったよね。確か大阪だった。
達生:そうなんだよ。初めて歌ったのはFireloopだった。去年の3月の末だったかな。すごく考えたし、でもあきらめずに歌ってきた。そんな一年間の気持ちを何度も書き直して曲に詰め込んでレコーディングにぶつけた。何か心に抱えている時でも絶対笑顔になれるCDになったと思う。カップリングが『君のいない無人島』っていうのがまたいい。実際『楽しい』だけじゃないもんね。本当にMADMAN TAILSらしいベストアルバムみたいなシングルになって満足してるよ。単純にギターを爆音で録れたのも楽しかったな。音は最高だよ。大好きなエンジニアさんとも一緒にできたし。
コマノス:シングルの「キラキラ」はメッセージとして佐藤達生しか持っていないものを出せてもちろんよかったんだけど、カップリングの「君のいない無人島」は、コマノス的推し曲です。もうプレイヤーとして気に入ってます。露骨なBaの歪みだとか、曲のストーリー展開とか、もうもうバンドを始めた頃の「わけわかんないけどかっここいいいい」みたいなウズウズ感を突きつけられたんじゃないかしら。
■プログレッシブな訳じゃなくて、あくまでストーリーを生かすための曲構成がドキドキするよね。
コマノス:ああ、そうなんです。曲の構成の「音楽」的面白さも大事なんですけど、「ストーリー」とか「物語」でないと!というきもちが強いです。今回、もともとあった構成をかなり短くして再構成したんですけど、大成功だと自負してます。
■バンド初めたての高校生とかにコピーされて欲しいなあ。
コマノス:あぁ!もう。スコアとかをにらみつけながらね(笑)。「わけわかんねー!」とか言われたい(笑)。
■文化祭でコマノスコスの女子ベーシストとか。
コマノス:文化祭コピー是非チャレンジして欲しいなー。その後はもう、女子にモテるでしょうね......。
達生:女子にモテるのか......。
■達生コスの女子とかでてきそう。
達生:全員がもてたいバンドみたいだ。
コマノス:もてたい、じゃなくて、もてちゃうの。


■Fireloopには、ずっと通ってくれてるしひょっとしたら地元のバンドより出演してる印象すらあるけど、MADMAN TAILSにとって大阪ってどんな場所なんだろう?
しゅんぺー:大阪はいつ来ても楽しいしみんな熱いから好きな場所だな。なに食べても美味しいし。
コマノス:テンションというか、体温的なものが似ていてー、特にFireloopは無理してライブをしてもバレてしまうぐらいの親密度だと思ってて、距離があるのにご近所です、フィーリングでは。ちょっとした変化にも本当に気づいてくれるので離れがたいです。
達生:一言で言うと『ただいま』って言える場所だね。今までスゲーいっぱいライブやったし仲間もたくさんできた。全部はホシヲくんと出会ったあの日から始まったんだけどね。4/28はありがとういっぱい持ってFireloopを大阪城ホールにしちゃうからこれ読んでくれたキミは絶対遊びに来てね。

(text: Fireloop ホシヲ)

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