[コラム] モケーレムベンベ井澤聖一の「豆腐のかど」(2012年01月号)

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池田旭町、午前2時。
最寄りのコンビニにておでんとおにぎりを購入す。
あ、汁多めで、なんて言って。
冬の風吹く帰り道。空に月、路地に野良猫。
残り数日になった2011年を思えば、
おでんの大根以上にドラマチックなもんがあろうか。
染みているのは、だしかね?
感傷と後悔と、新年への薄味ながらの希望であろうよ。

俺、年越しはどうやら牛丼屋の厨房で迎えることになりそうで、
一時間に一度「タレの濃度チェックせよ」と、ピコーンと鳴る音が年明けを告げるであろ。除夜のピコーン。

ゆく年も、くる年も遠くあれど、なに食わぬ顔で暮らしは続く。

続くもんだから、どうにかこうにか、なるだけビューティフルに暮らそうと思う。

少なくとも全国の牛丼屋やら、コンビニやら、ネットカフェやらなにやらの数だけある冴えない年越しに、

賀正。

俺さほど酒飲まんけれど、
もし出会えたならば、おでんで一杯やるかい。

染みているのは、だしかね?
感傷も後悔も最早去年のことであって、
染みているのは、ただただ薄味ながらの希望であろうよ。

2012年も俺、おでんの大根みたいよな歌を歌うつもりでおりますので、どうぞよろしく。

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