2011年11月アーカイブ

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ビートルズを敬愛する三人がハイセンスなアレンジで鳴らす骨太ロックンロールバンドMs.local crimbersが寺田町TO THE FUTUREに登場です。今の彼らをギュッと閉じ込めた3曲入りシングルを引っさげてついに遠征も開始します。それぞれにキャラクターの違う楽曲は、これからの可能性の原石の光に他ならない! ボーカル千尋の小さな体から放たれる歌は、時に力強く、時に切なく締め付けるような響きを持って聴くものに突き刺さる。来月には、ツアーファイナルとして、初の共同企画も開催する! Ms.local crimbers覚えといて損はないぜ!


2011.11.18(金)
Fireloop presents「45 -forty five-」
w/ Cafeteria(岡山) / The BEG / THE CHAMELEONS / Dr.strange doll(姫路) / and more!
open 18:00 / start 18:30
adv. 1,500yen / door 2,000yen
忙しい。とにかく、忙しい。
でも、これは心を亡くさぬためのあくせくである。
だが、俺はとにかく読書がしたい。読んでない本、山の如し。

俺やで。
ホシヲです。

折角の初体験ですので、今回は胃カメラレポートにお付き合い下さい。
内視鏡室から、愛を込めて。

おはこんばん。わ。
ウパルパ猫dogほにやららのプリンです。
素敵な季節になったね。
やっとにっくき夏が終わりおった。さぁ、そとにでませう!音楽を楽めるる。
というわけで前回からの予告通り大好きなアーティストについて語りたい。今回は。まともなテーマ。
音楽家の端くれだものな。
一方的な個人的感情だけれども。

わたしが過去に共演して出逢えた素晴らしいアーティストさんたち。

どうもー、昨日発した言葉が「割り箸は一膳で。」のみだった者です。

と言うわけで、10月14日に元アイドル小向美奈子のAVデビュー作が発売され、
改めて「麻美ゆま」の偉大さを痛感したわけですが、僕は高校生の頃、小向美奈子が好きだったんですね。
オーラーイ!! しぇけなベイベー!!
ハタケンの「どこまで言って委員会」! 社会教養・政治経済・音楽・プロレス、硬軟取り混ぜてお送り致します☆
 
「The Apple Stung新譜出します!」

[ディスク] VIDEO / 23区S

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video_23nks.jpg
レーベル: NICE RECORDS
品番: NICE-019
収録曲数: 10 songs
定価: 1,500yen (tax in)
発売日: 2011.10.05
販売方法: 全国流通 amazon tower.jp

Fireloop出演日:11/25

[ディスク] Re:ing / Just on time

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reing_justontime.jpg
レーベル: Flamingo RECORDS
品番: FLMG-005
収録曲数: 3 songs
定価: 1,000yen (tax in)
発売日: 2011.10.30
販売方法: ライブ会場

Fireloop出演日:11/30
nanoplankton_hitori_nana.jpg
品番: npdv-1022
収録曲数: 2 songs (DVD)
定価: 800yen
発売日: 2011.10.22
販売方法: ライブ会場

[ディスク] 伊藤成男 / 僕らの時代

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itoshigeo_bokuranojidai.jpg
収録曲数: 6 songs
定価: 1,000yen (tax in)
発売日: 2011.03.06
販売方法: ライブ会場

出演日:11/23

[ディスク] HOLGA / 地下一階

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holga_basement.jpg
収録曲数: 3 songs
定価: 500yen (tax in)
発売日: 2011.10.07
販売方法: ライブ会場

Fireloop出演日:11/25

[ディスク] HIGH-D4 / 春風

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nowprint.jpg
収録曲数: 4 songs
定価: 500yen (tax in)
発売日: 2011.11.20
販売方法: ライブ会場

Fireloop出演日:11/20

[ディスク] H.EAT / H.EAT OF THE DEAD

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heat_ofthedead.jpg
レーベル: RSR
収録曲数: 8 songs
定価: 2,000yen (tax in)
発売日: 2011.06.06
販売方法: ライブ会場

Fireloop出演日:11/06

[ディスク] Common Tone / 表面張力

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commontone_hyomen.jpg
品番: commontone-001
収録曲数: 4 songs
定価: 1,000yen (tax in)
発売日: 2011.06.19
販売方法: ライブ会場

Fireloop出演日:11/30
mokele_round_stroma.jpg
レーベル: ASR RECORDS
品番: ASRR-1006
収録曲数: 6 songs
定価: 1,050yen (tax in)
発売日: 2011.11.11
販売方法: ライブ会場、レーベル通販、店舗展開予定

Fireloop2001出演日:11/11
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■いよいよ3rd demo『春風』のレコ発ですが、心境はどんな感じ?
安藤大観(Gt&Vo):なんか色々とバタバタしていて、フライヤーとかデモのジャケットとかの作業をなかなか出来てなくて、気がつけば10月前半も終わりやん!あと1ヶ月やん!みたいな感じで正直最近まではっきりとした実感がなかったです(汗)。とにかくやってやる。#1を超える日にしたい。としか今は考えてないですね。
田中健一郎(Dr&cho):2nd demoから大分経ってますし、前とは違う僕らをみんなに聞いてもらえるんやなって。嬉しい限りです。
赤松宏典(Ba&cho):そーですねー。いち早く沢山の人に聴いてもらいたいです!!
■今回の収録曲は、どういう気持ちで作った?
安:この中で一番初めに完成したのがデモタイトルにもなっている「春風」なんですけど、この曲を作った時期に大学を休学するかどうかでほんまに悩みまくっていたんです。結局休学を選んで、今までと全く違う生活が始まって......みたいな。曲調とか、かなり明るめですけど、僕にとってどの曲よりエモい曲です(笑)。歌詞も全部日本語になったし、今までが大事な助走で、ここからが全力ダッシュのスタートや!っていう新鮮な気持ちで全曲作りました!
赤:僕個人としては、前回のデモと曲の雰囲気がすごく変わったので、ベースフレーズを色々と考えて作りました。完コピしてみて下さい(笑)。
田:聴いてくれる人の心に響いて欲しいでっす。オレくっさ~(笑)。
赤:自分で言うてつっこむなよ!!(笑)
全員:(笑)
■『春風』の中で、ここは注目してほしい、っていうところは?
田:メロディーだったり、コーラスかな。やっぱり最近重点的に練習してるし。他の人のライブを見る時もメロディーやコーラスを意識するようになりました。
安:何度も言うようですが、とにかく全曲日本詞ってとこです。英語の曲は今でも大好きやけど、もっとストレートに表現したいっていう想いがメンバー全員にあって。難しい言葉は無しで誰にでもわかる歌詞になってると思います。不器用なりに精一杯魂を吹き込んだ歌詞なんで、是非じっくり聴いてほしいです。スラッシュビートの速い曲やけど染みるように目をつぶって"じっくり"でお願いします(笑)。
赤:まとめると全曲一押しです!!!!!ってことですね(笑)。

■主催イベント「JACK ROCK #2」に対してはどんな心境?
赤:もちろん前回を越えるいいイベントにしますよ!!
田:今やれる事を全面に押し出す。他とは違う、俺らにできるサイコーのイベントを作る。っていう気持ちが強いですねー。
安:僕の中で前回の「JACK ROCK #1」を終えてからが"HIGH-D4第二章の幕開け"って勝手に思っていまして。#1を終えてからバンドのスタイルも意識も変わって、曲も新曲を作りまくって。半年前にやっていた曲はほぼお蔵入りしちゃってますからね(笑)。それから新曲をレコーディングして新しいデモも作って。"HIGH-D4"っていうのはもちろん変わってないけど、もしあの日以来僕らのライブを見ていない人とか居たらこんな感じやったっけ?とか思っちゃうかもしれないし。それで"いいやん!こんなHIGH-D4好き!"って思ってくれればもちろん嬉しいですし、"なんか変わっちまったなー。おい。"って思う人もいるだろうし。でもそれはそれでいいんです。今僕らは僕らの今を表現しているので。この先ジャズに走るか、ボサノバに走るかとか、未来は予測不可能ですよ(笑)。とにかくこの11/20に今のHIGH-D4をガツンと見せれたらいいなぁって思っています。

■ではでは、「JACK ROCK #2」出演バンドの紹介を。
安:うす! 前回はわりとメロコア、パンクよりなイベントにしたんですが、今回は難しいといわれるオールジャンル的な日にしました。僕らにしか出来ないイベントにしたかったもので。
まずはDOROTHY。実はHIGH-D4が始めてライブした時(2009.06.28)に対バンやったのがDOROTHY兄貴なんです! まさか初対バンのバンドが企画に出演してくれるなんて。感激です。かっけーロックンロールを魅せてくれます!
田:DOROTHYはお客さんを引き込む力がハンパないよね。居酒屋のくだりなんて大好きです! みんなも居酒屋DOROTHYにご来店をー!!(笑)
安:そして、SPIKE26。お世話になりまくっている先輩です。大好きです。好きすぎますね。ベースのトモキが同い年っていうのもあってほんまにいつもいい刺激をもらえるバンドです!
田:そやね♪いつもお世話になってて、前々から企画に出てほしいと考えてました。お客さんと一体となって楽しませるライブパフォーマンスは、必見ですよー!!
安:続きましては、霞-kasumi-ですね。是非見て頂きたい!! パフォーマンス力抜群の先輩です。物販も凄い。懐かしいメロディーでお洒落でめちゃくちゃかっこいいです! 久しぶりに一緒にやらせてもらうので楽しみです!
田:霞-kasumi-は、歌謡テイストで懐かしくも新しく、ライブが楽しい。ライブに来ないと、この楽しさは伝わらないと思います。来ないと損しますよホントにーーーッ♪
安:そして、Lucky Luck BomB!! 実はまだ一緒にやったことないんです(笑)。だから楽しみすぎますね。ギターのコウタが同い年です。いろんな音のあるイベントにしたかったのでホーン隊のいるスカパンク。ならLLBやな!って感じで出てもらいました。
田:Lucky Luck BomB!!は、「JACK ROCK」にとって新しい風ですよ! すごく楽しみにしています!!
安:最後にWaLLaby。本当に良いバンドですよ。泣けるバンドですよー。今年の8月に、Fireloop・新神楽・VINTAGEの3daysイベント『はいあがれ!!vol.3』で3日間一緒やったりして意気統合もしてますし。3人ともいいキャラしてます(笑)。歌詞がとにかくやばいんですよ皆さん!!
田:ほんまそれ!! メロディーを無意識に口ずさむぐらい良い曲を持っているバンドなんです。

■最後に、今の意気込みをどうぞー!!
赤:11月からはライブも多いんで、やってやるぞーって感じです!!
田:みんなに楽しんでもらう事は前提なんですけど、ちょっとだけでも自分達が成長していると感じてもらえるように、これから魅せていきたいです!!
安:Fireloopをいろんな音楽でいっぱいにしたいです! いろんな音楽に触れることによってそれぞれのバンドのかっこよさが際立つと思うし。あと、HIGH-D4の第二章を体感してほしいです!(笑) そして新しい音源を沢山の人に聴いてほしいです! とにかく、来て良かった!また来たい!すぐ聴きたい!そんなイベントにしたいです!! 皆さん、11月20日の日曜日は寺田町で会いましょう!! 宜しくお願いします!!

11/20 SUN

Fireloop×HIGH-D4 presents JACK ROCK #2
~HIGH-D4 3rd demo『春風』レコ発~ チケット予約


HIGH-D4(レコ発)
DOROTHY
霞-kasumi-
SPIKE26
WaLLaby
Lucky Luck BomB!!

open 17:30 / start 18:30 adv. ¥1,500 / door ¥2,000

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真っ直ぐなライブと耳に残る唄で着実に名を広めてきたつちのこが遂にその重い腰を上げて自主企画に挑む! 果たして彼らは本気になったのか!?
[text: Fireloop ホシヲ]

■やっとやる気になったんですね。
そうた:そうですね。なんかこのまま漠然とやってたらやばいって思ったんです。
みっちー:僕らの周りのバンド、頑張ってますからね。すごく乗っけてもらって。
そうた:そんな仲間に刺激を受けたり、ホシヲさんに背中押してもらって、決意しました。
■しかし、イベントタイトルな。つちのこらしいけど。
そうた:何言ってるんですか!! めっちゃ悩んだんですよ!! 天王寺で。
みっちー:そうですよ。これが出たとき本当にテンションあがったんですから!
そうた:行松さん言うたって!
行松:いやあ、一つの鍋でいろんなものを煮込んだら、美味しいじゃないですか。だからこう、Fireloopって箱の中で、いろんな音楽をぐつぐつとね。
■そのまんまやないか!でも、つちのこっていうバンドの性格が良く出てると思うよ。
そうた:今回は、いろいろと担当を分けてやってるんですよ。ブッキングは、主に僕が、当日の企画の長はみっちーが、タイトルは行松さんが。そこは伝わらなくても3人で作ったものとしてやりたいんですよ。ステージとは違うところで。
みっちー:チラシみてもらえました? あれ僕が描いたんですよ。
■ああ、みっちーが鍋のふたの角度で悩んでる画が見える。
みっちー:おお、図星です! 鍋かなりいろんな角度で眺めて、かなりたくさんのシチュエーション考えましたからね。
■わら半紙で刷られている感じとか、手書きなところとかもすごく「らしい」と思う。
みっちー:でしょ。やっぱりなんだかんだ言っても自分たちのことを一番よくわかっているのは、自分たちだと思うんですよ。
そうた:僕らがビシッとキメたアー写押しのフライヤーとか持っていったら受け取ってもらえないような気がするもんね。
行松:ははは。
■簡単に今回のイベントの見所を教えてほしい。
そうた:すのうさんが本当にすごいんですよ。でも、全然知られていない。それが僕は悔しいんですね。知られなきゃいけない音楽ってまだまだたくさんあると思うんです。僕らもそうかもしれないけど。出会ったということを大事にして選んだような気がします。
みっちー:モーグリパラシュートは、僕らがバンド始めたときに、あんなバンドになりたい、あのバンドと対バンしたいって思ったバンドなんですよ。実は。だから、即答してくれたときは嬉しかったですね。嬉しがってるだけじゃだめですけどね。本番やりますよ。
そうた:田中万紀子さんにしても、E(IN)STEWINにしても、音楽やってなかったら絶対会ってないんですよ。島根のライブハウスに大阪から行くってことが僕には絶対になかったって思うんです。
行松:せやなあ。すごいなあ。
■つちのこが好きなみんなからしたら、やっとっていう思いと、やったって思いがあると思うんだよね。すごくワクワクしてると思うよ。そのプレッシャーは感じて欲しいって思う。
そうた:そうですよね、いろんな人にええバンドやて言うてもらって、お世話になってますからね。ひとつずつでも返していきたいって思ってます。返しきれるかわからんし、これで合ってるのかもわからんけど、そう思います。
みっちー:やるときゃ、やるってところを見せたいですね。
行松:やるときは、やりますよ!
みっちー:行松さん全然しゃべらへん!
■当日はいろんな仕掛けも用意してるみたいだね!
そうた:そうなんですよ! 見てくださいよ、これ!(当日のお楽しみで)
みっちー:せっかく初めての企画なんで、いろいろやりたくて!
行松:鍋は出ませんよー。
そうた:本当に楽しい企画になると思うんで、是非遊びに来て欲しいです!
みっちー:11月4日は、寄せ鍋!
行松:寄せ鍋!

11/04 FRI

つちのこ presents 寄せ鍋 ~秋の味覚編~


つちのこ(レコ発)
E(in)STEIN(島根)
すのう
モーグリパラシュート
田中万紀子
[opening act] ザ鍋奉行ズ

open 18:15 / start 19:00(18:45よりO.A) adv. ¥1,500 / door ¥2,000

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黄色と赤のあのレコードショップのスタッフがFireloopでイベントを開催します。その名も「みやはら店アウトストアイベント」。11/12(土)開催にともないまして、レコードショップ店員・みやはら氏×ライブハウスブッカー・ホシヲによる深夜の緊急テキストチャット対談を投下!
[text:Fireloop ホシヲ]

ホシヲ(以下☆):さてさて、意外とバンドをやっている僕らでもレコード屋さんのバイヤーってどんなことをやっててどんな風にCDが流通していくのかわからなかったりするんです。そこらへんから聞きたいですね。果たしてレコードショップで働くとはどんなことなのか?
みやはら(以下M):んー、そうですね。店の規模にもよりますが、まずは新譜のリリースのインフォがメーカーさんからきます。その情報や、一緒に来たサンプル盤を聴いて、イニシャル(初回入荷数)と展開規模を決めます。
☆:それを決めるのがバイヤーの仕事というわけですね。
M:ですね。他店と横並びだったりもしますが、気に入ったりしたら大きく展開することもありますね。サンプル聴くのもネットで調べるのもいいですが、一番わかるのはやっぱりライブです。
☆:心強い! サンプルにしろMyspaceにしろ、YouTubeにしろ知識としての情報はありますもんね。今は。でも、それは体験ではない。足で探すって大事ですもんね。なるほど。関西の5店舗回ってみても展開の仕方はそれぞれ違いましたね。比べてみることってあんまりないんで面白かったです。
M:ですよねー。でも各店舗を注意深くみたら、それぞれのバイヤーさんのクセがあると思いますよ。展開は小さいけどコメントが細かくて熱いとか。
☆:文字ちっさ!みたいなびっしり書かれたコメントカード! あの熱意はたまらんです。
M:いいですよね! 新規のお客さん向けにバンドの経歴も書きつつ、音源の感想も書いてたら足りなくなることがよくあります。後はもうスタッフに声かけてって。
☆:スタッフに声かけるのってありなんですね! かけたことないや、そういえば。
M:昔はよくありましたけど、最近はネットなので情報が入るので少なくなってきました。でも全然ありですよ。"みやはら店"がTwitterとかUstreamで広まってからは声かけられることが増えてきました(笑)。お勧めのインディーズバンド教えて、ってきてくれたらうれしいです。
☆:へえ。これは、すごく驚きです。そういうのが浸透していけばレコード屋いくのがすごく楽しくなりますね。「ハイ・フィデリティ」の世界や。僕はいつでも楽しいですけどね!
M:僕も趣味を仕事にしたから楽しいです。お客さんからも教えてもらったりもして、発見もありますしね。
☆:それは、ライブハウスのブッキングも一緒ですね。お客さんのほうが知ってたりするんです。
M:ですねー。
☆:最近熱いの何?ってよく来てくれるお客さんには聞きますね。おもろいことしようと思ったら、常にアンテナを高くしとかないと。プラス、自分のセンスで。やっぱ誰にも思いつかないことしたいんで。
M:自分がみんなより先に見つけた時の嬉しさとか今後どうしようかと悪巧みするのが最高です!
☆:醍醐味ですね。なんか、レコード屋さんとか、いわゆるレーベルの人だとかって、もっと機械的に仕事をこなしているっていう変な先入観があったんですけど、だんだんとそういう人達が出入りするようになってきてお話をすると、すごく熱量持って仕事してるし、遊んでるなあって思うようになったんですよね。本気で遊んで仕事してるとお客さんにも伝わりやすいって思うんですよ。だから、すごくいいタイミングでみやはらさんが話持ってきてくれました。おお!なんや!このタイミングは!と。
M:常に次の何か面白いことしようって考えてます。

☆:今回のイベントの軸にもなっている、THEラブ人間との出会いを教えてもらってもいいですか?
M:実はTHEラブ人間と出会う前にひらくドアと出会いました。ひらくドアがメンバー全員で店に来てくれたんですよ。ちょうど1年位前です。
☆:おお! リリース日に店回るやつですね!
M:そんな感じのはずなのですけど、リリースからはだいぶ経ってました。うちに来る前にHOOK UP RECORDSの吉見さんのとこに行ったら僕を紹介したみたいで。
☆:なるほど! 吉見さんのブログよく読んでます。いろんな人が訪ねてきてて、感想書いたりしてて情報源のひとつです。
M:それで、流通してるんだし、僕が好きそうな音楽だから、話しにいったらって感じで。そのときはひらくドアはまだ関西ではあまり認知されてなかったとおもいます話を聴いて、最後に「このCDが良いと思ったら明日のライブ来てください」とCD渡されました。
☆:すごくいい話だ。もちろん行ったんですよね?
M:ええ、「HE LUCK DOOR」っていう彼らの初の全国流通盤なんですけど、家帰ってとりあえず聴いてみるかってCDかけてみました。1曲目聴いたらもうハマってましたね。
☆:なんか、どきどきする話ですね。素敵だ。
M:ものすごく嬉しかったのと、リリース時に気づけなかった後悔はありましたけど、もうこれは明日ライブ行くしかないと決めて、ライブ観てさらに好きになってしまって、さらに翌日も大阪でライブあったので見に行きました(笑)
☆:完全にはまってもうてる(笑)。
M:はい(笑)。
☆:ひらくドアからTHEラブ人間につながっていくんですね。
M:以前から下北沢の音楽シーンについては情報もあったのですがTHEラブ人間と出会いはの去年のMINAMI WHEELですね。
☆:ミナホは発見多いですもんね。大阪の収穫祭ですよ。FMWも「見な放題」も。
M:ひらくドアからもTHEラブ人間っていう知り合いのバンドが行くからぜひ見てくれって言われて、なんばHATCHのオールナイトが最初だったと思います。金田君が足を骨折して松葉杖だったんですが、よくもまあこんなバンドが何で流通すらしてないんだと。それで、HATCHと見な放題で続けて観て、3日目に金田くんと会ってようやく話をしたと思います。ひらくドアの話をしたりして「CD出すときはうちでインストアイベントしましょう」っていったらずっと覚えててくれました。
☆:それは、ぐっときますね。
M:ええ。以降、月イチのペースで関西でライブがあったので観にいったりしてたら遂にリリースが決まったから「お願い」って(笑)。
☆:やっぱり人とのつながりなんだなあって実感するお話です。毎日毎日すごいたくさんの人に会うじゃないですか。みやはらさんはCDを通して間接的にもっとたくさんの人と出会ってる。そのひとつひとつに隠れてるんですよね。CD一枚にしても、イベントひとつにしても自分たちだけの手では出来ないですからねえ。なにかと人に助けてもらわないと。
M:人との繋がりって大切ですよね。THEラブ人間の5人に出会う前に、その周りの方々に出会わなければの僕が今こうやってイベントをしたりインタビューを受けたりもなかったと思います。
☆:そこに情熱がなかったら、出会いだけでは何も起こらないですよ。と考えるとやはりつながったもの同士が引き寄せたものなのかなって思います。
M:確かに、熱い人が多いです。動かなければ何も起こせませんからね。
☆:今回、こうしてみやはらさんから話をもらって、関わっていくうちに、インディーズという世界でどういうポジションにいる人達も何かを変えようとしているのかなって思いました。同じタイミングでいろんな人と出会って話をする機会があって、誰も敵なんかいないやんって。持ちつ持たれつでフルスイングしたらええんやなって。堅苦しく考えすぎてましたね。だからこそ、今回のイベントがどんなものになるのかとても楽しみです。
M:インディーズ業界にいる時点で、周りには面白いことしたいって考えてたり、情熱を持った人しかいないと思うんですよ。だから味方ばかりです。敵もいるかもですが(笑)。今回のイベントはほんと今までお世話になった人たちへの少しでも恩返しになればと思ってます。
☆:僕はこの次みたいなところも見えてしまいますけどね! 今回のインタビューが流通することによって、インディーズのバンドマンに何か伝わればいいなって思うんです。ショップにCDを並べるってなんとなく憧れてますからねまだまだみんな。
M:あー。そうかもしれませんね。
☆:しかも、Twitterとかネットツールが発展すればするほど実体がつかめないものとして見えてしまう感じがするんです。
M:そうですね、だからこそバンドマンの皆さん、店に遊びに来てください。店舗やスタッフさんによっては対応が異なると思いますが、全力で来てくれた方には全力でお応えしたいです。
☆:これを読んでるやつらに届いてほしいなあ。そっからが面白いと思うんで、これからもよろしくお願いします本当に価値のあるインタビューになりました。ばっちり編集します。もちろんページは黄色です。
M:今回のイベント、e+(イープラス)のとこにも書いてますが、アシガルユース、ひらくドア、ラブ人間はうちでインストアイベントをさせていただきました。3組ともライブハウスでナンパです!
☆:最高です!
M:それにセイルズが加わって、面白いイベントになりそうで僕が一番楽しみにしてます! あと面白いと思ったことは全部やってきますので、来なかった人を絶対に後悔させます!
☆:心強いです! 最高の夜にしましょう!! Fireloopも本気でいきます!
M:ありがとうございます!

11/12 SAT

みやはら店OUTSTORE EVENT Vol.1


THEラブ人間
ひらくドア
アシガルユース
セイルズ

open 17:30 / start 18:30 adv. ¥2,000 / door ¥2,500 
「みやはら店OUTSTORE EVENT Vol.1」チケットをe+(イープラス)で予約購入

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2つのバンドが、いくつかの曲を持ち寄って1枚の音源を作る。俗に、スプリットCDと呼ばれるアイテムである。スプリットをリリースするには、その2バンドに何らかの関係性が存在する、はず。瞬間的に反応できる部分以外で、この2バンドの間の共通項などを求めて、両者の対談をセッティングしてみた(※モケーレムベンベ原田のみ、残念ながら欠席)。 [interviewer:野津(Fireloop店長)]

※なお、この記事は11/11レコ発イベント当日に配布された小冊子とweb版のみの限定公開です。Fireloop Magazine 2011年11月号にはダイジェストが掲載されています。

参加者... 
ラウンドヘッド:筒井トシアキ(Vo/Bou)、なかせあきひと(Gt)、上村正人(Ba)、大石ミノル(Dr)
モケーレムベンベ:井澤聖一(Vo/Gt)、秦健二(Dr)

■このリリースに反対したヤツいるんかな?この中に。

野津:今回この相手とスプリットを作るということに関して、まずどう思いましたか?
秦:僕はもうそういう話をもらう前から「やろう」っていうような事を言ってた気がします。フレッシュ(上村)さんに勝手に。
上村:元々、僕もラウンドヘッドをやる前からモケーレムベンベのファンでしたし、ラウンドヘッドを始めてからも、お酒の席とかで「なんか一緒にやろう」って話はよくありました。そのうえでASR RECORDSからお話をもらった感じで。
筒井:Fireloopでは歌モノをやるバンド同士、よく対バンしてましたし、狭いとはいえ同じシーンでやっているという意識はありました。それが合わさって話を大きくしていこうぜ、という事に関しては面白そうだと思ったし、全面的に大歓迎でした。
なかせ:僕にとっては去年の7月に対バンして以来、モケーレムベンベは負けたくない相手でしたねえ。早いことそれぞれ(バンド)単体でリリースしたいな、とも思います。
上村:初めて勝負意識が明確に出るようになった相手ですかね、モケーレムベンベは。
野津:井澤くんはどうですか?
井澤:単純に凄く好きなバンドで、よく対バンしていたバンドで。対バンの時は、「今日はラウンドヘッドと一緒か、よっしゃ」みたいな気持ちが毎回あったので、こういう話をもらって、何を考えるでもなく「やります!」みたいな感じですね。
野津:どっちが付き合おうって言った訳ではないけど、気づけば一緒にいるような感じやね?.....................違いますね。
井澤:違います。
一同:
なかせ:ていうか、このリリースに反対したヤツいるんかな?この中に。
野津:言葉では言ってないけど、行動で表明したのがヴィンセント(※注1)かな(笑)。
秦:違いますよ(笑)。
井澤:ヴィンセントもやりたいとは言ってたんですけど。
筒井:このリリースの話が決定した後に、モケーレムベンベからヴィンセントが脱退したらしいって聞いて。ハァ?ってなって(笑)。でも3人になってすぐに対バンがあって、その時のライブで全く心が折れてないところを見せてくれて、ああ安心って感じで。
野津:良い意味で、今となってはヴィンセント戻って来いって思ってないからね。それはモケーレムベンベとしては今の3人で出来ることしっかりやれてるから。
井澤:彼は彼でしっかりやってるようですし。
秦:確かに言われたことはないですね。

野津:お互いの収録した楽曲について考えたりしましたか?収録されているのは、モケーレムベンベは新しい曲が多くて、ラウンドヘッドは長くやってる曲でしたが。
筒井:僕らはまだ(楽曲に)選択肢が少ないので(苦笑)。でもレコーディングはとてもしたくて。2曲録って「シングルカット」というタイトルでリリースしたすぐ後だったんですが、まだまだ録りたかったのに、2曲でリリースせざるを得なくなったみたいな部分もあって。きちんと録る作業について自分たちはとても不器用だと気づいた時期だったので、人に携わってもらって録音作業が出来たのが、タイミング的にもめちゃくちゃ良かったですね。
井澤:話を頂いたのはヴィンセントがいた段階だったので。
秦:なので、彼が脱退して、1曲これは(レコーディング)無しだ!ってなった曲があります(笑)。
井澤:メンバー全員一致で収録が決まっていた曲だったんですが(苦笑)。
秦:ただその曲が超リードギター押しの曲で、ヴィンセントが脱退したので「無し!」と(笑)。他の曲を入れようかと思ったんですけど、ちょうどヴィンセントが脱退した日のスタジオで(井澤が)持ってきた「ラスコーラ」がなんかイイなあと思ったので、その曲を詰めることにしました。
井澤:ヴィンセントがスタジオに来て、その場で「バンド抜けます」って言ったんですが、その直前にみんなに聴かせた曲なんでなんとも言えんところもあります(苦笑)。
秦:しかも「ラスコーラ」ってタイトルやでって言ったら、ヴィンセントが「今日ラスコーラ飲んできた!」って言ってましたね。
野津:やのに、ヴィンセントはその曲の完成を待たずにいってしまったと(※注2)。
秦:かつて無いスピードで「ラスコーラ」を完成させました。
井澤:歌詞も出来てなかったんですけど、結果的にヴィンセントに対しての曲になってしまったような。
野津:ああ、在りし日のヴィンセントね(※注3)。



■僕的には「1,000円は安すぎるやろ!」と思いますね(笑)。

野津:レコーディングが終わって、自分たちについての感想はいかがですか?
井澤:最初は戸惑ったんですけど。いつもと違うエンジニアさんで、どう説明すればいいのかなあとか。自分たちの「言葉で伝える」ことの下手さもあって。最終的には良い感じになりましたけど。
秦:良い音源にはなりましたけど、でもまたすぐに録りたいですね。自分の下手さもありまして(苦笑)。
井澤:そういうのは常々言い続けることでしょうねえ。
秦:ただ、完全に良いものが出来たと思っているので、僕的には「1,000円は安すぎるやろ!」と思いますね(笑)。
筒井:それ、繰り返し言うてるね(笑)。
野津:それ見出しにしてもらおか。「1,000円は安すぎるやろ!(ヴィンセントは死んでいません)」みたいな(笑)。
秦:それとマスタリングのパワーが凄いなあと。
野津:マスタリングの時の井澤くんは面白い顔してたよなあ。ずっとニヤニヤしてた。
なかせ:いや本当に凄かったッス。
秦:すーごいっすねぇ。
上村:心からの言葉やな(笑)。
秦:こんなに変わるんやってビックリしました。
なかせ:言葉であまりうまく言えないですけど、同じフレーズが全然違うふうに聞こえるというか。
野津:ラウンドヘッドは出だしを考えるとレコーディング自体は結構サクッと終わったね。
なかせ:曲間の秒数決めるのに一番時間がかかったんじゃないスかね(笑)?
筒井:めちゃめちゃ売れたらどういう風に生活が変わるかなということを想像しています。あまりに出来が良かったもので(笑)。



■ペタンとした言葉を放つのはつまらない

野津:レコーディングを通じて、スプリットとは言え、よりそれぞれのバンドの違いを更に明確に捉えられるようになったけど、でも一枚通して聞いて違和感はないんよね。サウンドそのものが似ているからではなく、もっと根っこの部分で近い、シンパシーを感じる部分があるんだろうと。
なかせ:全員共通しているのは「歌を大事にしている」ってことですね。モケーレムベンベのメンバーにも感じますし。
筒井:言葉を言葉として伝えるという伝え方ではなくて、ビジョンのある、絵のある伝え方をしたいと思っているのは一緒じゃないかなあと思ったりします。
井澤:そういうのは意識したことは無いっちゃ無いんですが、言われてみればそうかも知れないと思います。ペタンとした言葉を放つのはつまらないと思ってしまいます。
野津:ペタンとした言葉、というのは解釈が一通りしか無いような事かな?
井澤:まあそう言うのかも知れません。自分で言って凄くわかんなくなりました。めっちゃ塊のこう、あれ、これもっとわかんないですよね?
野津:はい(笑)。
井澤:中に空洞が欲しいとか気泡が欲しいとか......、余計わかんないですね。ちゃんと説明しようと思うと、筒井さんが言ったような事だと思うんですが。
筒井:たくさんの解釈ができるような言葉を選ぶとか、そういう歌を書くんです、僕は。ただそれを説明するのが、いつでも気恥ずかしいと言うか。こういう風に表現していますというように説明するのはすごく大変で。ダブルミーニングの手法を用いています、とか言いたくないし(笑)。
野津:歌詞ということで言うと、そこもお互いスタイルはかなり違うよね。ラウンドヘッドの場合は歌詞から浮かぶ画の中に「人間がいない」感じで、モケーレムベンベは確実に「人間がいる」感覚で。
なかせ:筒井はすごく遠くから眺めている感じで、井澤のは本当に六畳を感じると言うか。
野津:距離の具体性の違いかな。「投影する=重ねる」、というのと「入っていく」みたいな違いはあるね。
なかせ:以前、知り合いのミュージシャンが、僕らの「ハッピー」という曲について話をしていたことがあって。片方は「これめっちゃ幸せな歌やろ」で、もう片方は「違うって。これむちゃ悲しい歌やって」みたいな感じで、捉え方は聞き手の自由なんやなあと。筒井本人にどっちが正解なん?って聞いたら「えぇ?」って嫌そうな顔するんですけどね。
筒井:そんな顔しませんけどね。
なかせ:いや、するよお前。
筒井:あと、今回のスプリットに「ハッピー」は収録されてないですね(笑)。
なかせ:いやそれは歌詞の話で例に出しただけで(笑)。
※このあたりでなかせが横になる
野津:歌詞についてこう言われているけど、本人としてはそれぞれどう感じましたか?
上村:筒井と井澤が二人で喋ってるのをたまに見るんですけど、どんな話をしているのかは気になりますねえ。
筒井:結構知り合って早い段階で、どういうところからイメージを引っ張ってくるか、元ネタの探り合いみたいな(笑)話しはしましたね。俺の場合、ほとんどマンガなので。今回の収録曲も全て完全にマンガから来てますし。
秦:ハンバーグはどのマンガから?
筒井:「機動旅団八福神」ていうマンガがあって。(※注4)
野津:それはネタばれしてもええの?
筒井:全然大丈夫です。別にまんま元ネタがあるわけでもないですし。モチーフの絵がそのまま描いてある訳でもなく。どういう漫画か説明するのはやめときますけど。
秦:ハシノシタは?
筒井:ハシノシタはもっとグチャグチャしてていろんな漫画が入ってますね。マンガっていうのが一番脳みその良い感じのところに残るんで、しっかりと楽曲の元になります。映画とかはあんまりならないです。泡と煙と血液は、泡と煙という曲があって、血液という曲と一緒になってるからね。泡と煙はやっぱりマンガからです。

全員が井澤を見つめる。

井澤:......元ネタ的な話ですか......?
野津:いや、それは言いたくなければ全然大丈夫。2バンドの歌詞についてであれば、広く捉えてもらってOKやで。
井澤:ラウンドヘッドの歌詞については「これは書けんなー」と思いますね。頑張ったらこういう歌詞書けるんじゃないかというバンドはいるんですけど、ラウンドヘッドにはそれを感じないので、すごく嫉妬するところもありますね。自分の歌詞については、自分の体験、思ったことをイイ感じの言葉で書く、ということしか考えていないので。自分の体験に対して、自分で納得するために歌詞を書いたりもしますし。
秦:「俺がんばれ」とか?
井澤:それは全然収録されてないからアレなんやけど。むしろあれはもう演らんし。
秦:やってみようやー。
井澤:あれは超カッコいいけど、もうやらん。
秦:やろうやー。
井澤:超カッコいいけどあれはやらん。
上村:最強にキャッチーやん。
井澤:あれは最強にキャッチーや。もうやらんけど(笑)。で、その「俺がんばれ」って曲も、バイト中に酔っ払いのおっさんに絡まれたときに出来た曲で。言うても、なだめすかして謝ってぐらいしか出来んくて、残り7時間まだ働かなきゃイカンという状況にスッと浮かんだわけで。バイト先で酔っ払いに絡まれた時なんかにいいんじゃないかと。まあスプリットには収録されてませんけど(笑)。
秦:将来的にバンドで完成させる可能性は......
井澤:(かぶり気味に)ない。前の時は真っ先に却下してたやん。
秦:あの時はあり得ないなあと思って。でも今なら面白いかなと思うんよ。


■凄く伝えたい、共有したい、共有したら楽しそうや、という想いかなあ

上村:歌い手の人が表現しよう、曲に、音楽にしようと思う瞬間ってどういう時なんですかね?なぜ誰かに届けようとするのか、とか。
筒井:誰かと酒を飲みながら喋ってて、笑い話をしてるのとあんまり変わらんと思う。言葉だけでは伝わりきらんから、まず凄く伝えたい、共有したい、共有したら楽しそうや、という想いかなあ。メロディがあったり、歌ってるっていう事実があったりすると、出来事をただ伝えるよりも共有できるなって感じがする。
野津:ソングライターに対する凄く根本的な問いやね。
井澤:自分の場合、元々凄く引きこもりで。幼少時代。全然友達もいなかったし、人と話せんかって。で、高校時代ギターをやっていて、たまたまバンドに誘われて、曲を創ることになって、歌を歌うことになって。そうすると歌ったことに対して何かしら反応があって。それが嬉しかったと言うか、原体験になってる気がします。話せんけど、歌にすれば人に伝わって反応が返ってきたりするんか、これは凄いなあと思って、そのまま来てしまってるような気がします。
筒井:俺はストリートで歌い始めたから、ずっと駅前で歌ってて。道で歌いもって曲を作るんですよね。家で作ってから道で歌うってのはあまりしなくて。道で作って歌うのと、ライブハウスで歌うために家で作るっていうのは凄く違うんですよ。ストリートでは全然興味もなく家路に付いている人が立ち止まることを目的に曲を作ったりして、立ち止まらせた事自体が面白いと言うか。あんまり曲の内容を理解してもらえたとか思わないんですよね。でもライブハウスでやるようになって、ストリートでやってる曲をそのままやっているうちに「なにかが違うなあ」とだんだん思ってきて、変わりましたね。感動させたいって言うと凄く下世話ですけど、もっとイイ感じになりたいと言うか。
井澤:最近では、歌ったら人に伝わるのかあ、っていうのから、凄く伝わってるなあと実感することがちょいちょいあるので、例えばこんなにしんどい事があってこう思ったんやけどどう?こんなんあんねんけどどう?っていう「どう?」の部分を発したいなっていうのが出てきました。思ったことを歌うだけじゃなくて、こう思うんやけどどう?っていう感じ。少し良い感じになってきたのかも知れません。



■アイツらと勝負するための「ストロマトライト」

上村:「弾き語りでええやん」っていうバンドは世の中にいっぱいいると思うんですけど、そうはなりたくないし。
なかせ:ピンでもライブをしているボーカルとバンドをしている人はみんな一緒やと思うんですけど、一人の時のほうがいいなあって言われるのが一番屈辱ですしね。
上村:悔しいですねえ。実際に見ててもそう思うバンドっていますし、俺らはそうはなりたくないし。
なかせ:バンドのほうがいいなあって言うより、どっちも良くて別物やなあっていうのが理想かなあ、俺は。
上村:よりも、俺はこの4人じゃないとアカンなぐらいがいいですね。そっちのほうがカッコイイ。
なかせ:俺は別モノが理想やなあ。
野津:フレッシュは?
上村:俺は別モノじゃない方が理想です。
なかせ:俺は別モノが理想。
上村:俺は別モノじゃない方......
野津:もうええわ(笑)。ベタな話やけど、メンバーの数が3人なのと4人っていう違いもこの2組の場合あるよね。音楽の深い所で共通する部分はありつつ、ステージ上で人に伝えるために取る手段はぜんぜん違うやろうし、レコ発ツーマンでも同じようなバンドが同じような事をやる、っていう事にはならないってのも良いことやと思うね。モケーレムベンベは3人になってロックンロール色が強くなったしね。
なかせ:新曲とかはちょっと驚きましたからね。それまでは「六畳の夜景」みたいなスローナンバーがメインのイメージだったので。こういうアップテンポの曲も出来るんやなあって。
秦:できますよー(キリッ
なかせ:キメ顔やめろ(笑)。
野津:4人で作っていたのが3人になるわけやから、一人ひとりの意見の重みも増えるし、お互いの距離も近くなるしね。
秦:メンバーで共有することについては楽になりました。なんせ組んだ時から、普通に歌があれば何やってもいいと思っていて。今でもそうで。歌より強いヤツがいないんです、ちゃんとした歌があれば。
上村:歌がちゃんとしてれば何やってもいい感は大事にしたいなあ。
秦:歌を見くびってはいけないし、というバカにしてるとか大事にしないとかではなくて。負けてはいけないものと言うか。
上村:しっかり存在して最強であると信じられれば信じられるほど、逆に何やっても良いんじゃないかと。
秦:で、それをちゃんとやってるバンドはいるということで。東京事変とかクラムボンとか。
野津:AEROSMITHとかはどう?
大石:なぜここでエアロ(笑)。
筒井:歌は大事にしてますね(笑)。
なかせ:あれはボーカル半端ないでしょ。歌も何やっても凄いでしょ(笑)。
上村:そのアイツらと勝負するための「ストロマトライト」ですよ。
秦:一歩目です。
野津:ほぅ......。



秦:良いグルーヴを常に出したいな。
上村:グルーヴとは果たしてなんやねん。
秦:ノリ!
大石:何があるとグルーヴなんやろ。
秦:気持ちよさ。
上村:グルーヴが良い、ノリが良いなあって思うバンドの原因はなんなんやろ。
野津:技術じゃないですかね。
秦:音の伸ばし方とか。同じリズムの中でのちょっとした違いとか。
なかせ:同じエイトビートでも、上手い奴らのカチッとやった感じとかね。
上村:それでも上手かろうが踊られへん人は踊られへんし。
秦:それは上手くないというか、良いグルーヴじゃない。
上村:それを言葉にできなくて。みんながそう言うのがもう意味分からん(笑)。
野津:グルーヴが出てるっていうか、聞いている人が踊れたりするのがグルーヴじゃないかな。アップテンポだろうが、ミドル・スローであろうが。
なかせ:そういう意味で言うと、遅いテンポだと気持ち入ってちゃんとやらんとグダグダになる。速いテンポの曲でむっちゃイイ歌って凄く難しい。ノリがあるかもしれないけど、初見で耳に残るかって言うと難しい。
上村:速くても耳に残るのは難しい。
なかせ:モケーレムベンベは今回の3曲で違うリズムでちゃんと出せてるのがイイなあ。しかし表現しにくいなあ、グルーヴとか(笑)。だからTHE BLUE HEARTS(※注5)ってすげえ、みたいな。メロディも歌詞も残るし。
井澤:より衝撃的じゃないと。言葉もメロディも。
なかせ:今度はツーマンやし、お互い違う形かもしれんけどやり切りたいなと。2時間まるまるお客さんを飽きさせへんかったら成功かな。
上村:モケーレムベンベに言いたいのは、お互いグダグダになるまで飲んでみたいな。
なかせ:好きやっていう話な、ただただ(笑)。今回のスプリットも成功させたい。
野津:モケーレムベンベはレコーディングちょっと長引いたけどな(笑)。
井澤:色々ありましたな。
秦:なんでやろ(笑)。ギターを思ったより重ねすぎたか(笑)。
なかせ:出来上がって聴いたとき驚愕やったわ。ギターがいっぱいおる!って(笑)。
秦:ハウリングのところ(「六畳の夜景」の間奏部分)はすごい数やった(笑)。
井澤:全部でも最高でも4本やで。
なかせ:でもライブでも聴いたことのなかったフレーズもいっぱい飛び出してきてた。
井澤:広がりが足りないなあと思った部分もあって。三人で完成していれば何も足さなくてもいいなとは思ったものの。
なかせ:モケーレムベンベで言うと、だから今は井澤のギターに注目してる。どうなっていくのか。ボーカルだけじゃなくてちゃんと弾かなあかんポジションで、リードでありバッキングであり。いい期待をしてます。
井澤:一本のギターで解決したいなと思ってます。
秦:音源作品とライブは別やけどね。
なかせ:音源聞いてたら十分やと思われるライブはしたくないしね。こんだけでっかいスピーカーででっかい音出してんのに。物足らんなあとか思わせたくない。
井澤:そういう意味ではラウンドヘッド(の音源)は凄いなあと思いましたね。何も足さなくて出来ちゃってるのが。
秦:それは凄いよな。
井澤:アレンジがしっかり出来てるというか。
野津:アレンジの話で言うと、こだわるわけじゃないけどメンバーが4人なのと3人なのも違うしねえ。3人で最初にアレンジをするときって、自分が出せる、出さなあかん音が限られた上で完成させるし、それで完成して聞いてみたら足したい音があるのも自然な気もするしね。4人やと、そもそも3人で成り立たせられた状態にプラスアルファって事もあると思うし。弦楽器が2本あったりするとね。
なかせ:うちは筒井が作ってきた曲に自分がギターを足すんですけど、井澤は自分で作った曲、自分の歌詞にフレーズをつけるから、どういうふうにやるのかは凄く興味がある。同じギターとして。曲の雰囲気なのか、歌詞に合わせているのか。
井澤:ンッフー(笑)。特に何を意識しているわけではなくて、自然に自分がやりたいようにやっているので。めちゃめちゃこだわる人でない限りはそうなんじゃないかなあと。歌と勝手に連動するので。
野津:歌に対してのギターからのアプローチとしては悩むのはあるやろうけど、その二つの立場やと違う悩みかもね。井澤くんの立場やともっと何か引っかかることをしたいなあと思うやろうし、なかせくんの場合は歌を邪魔してるんじゃないかって気にするやろうし。
井澤:まず自分が良い感じ歌えるのは第一で、それは曲を作った時点でできていて。そこからどう広げようかって感じなので。
なかせ:歌詞のことを考えている時と曲の雰囲気を重視している時と、そこは分けてますね。僕の場合、曲を作った人に対して間接的なものなので。
井澤:そういう感じでメンバーがアプローチしてくれるのはとてもありがたいと思います。直結するのが良いかというと、まあそれはバンドなので、やっぱり脳みその数が一つ多くて、自分が「おお」って思うこともあると思いますし。
なかせ:井澤が「自然に......」と言ったところは参考になりましたね。やっぱそうか、と。
野津:どっちが良いっていうより、それぞれの状況を理解していやらないとってことでしょうかね。
なかせ:そうそう聞いてみたかったんやけど、CDが出来上がった時に、モケーレムベンベは自分たちが思っていた状態と比べてどうやったんかなあって。
井澤:凄く紆余曲折したといえばしましたけど、おお、良いやん!と思うものになりました。同時にこうもっと、もっとと言うのもありますけど、それは誰しもレコーディングしたら思うことかとも思いますし。
野津:だからこのCDの価格的には......?
秦:もっと上げてもいいと思います。
井澤:そこは言い回しを統一して(笑)!
秦:1,000円は安すぎると思います!
井澤:振りに対しては言い回しを統一せな。
秦:1,500円ですよね、これ。
井澤:具体的に出したな。
筒井:俺は枚数が一番売れる値段がいいと思う。だから1,000円はいいと思う。だけど価値は1,000円ではないと思う。たくさん売れればイイ。5000枚売れればいい。5000万枚売れればいい(笑)。
野津:良い意味での値段と内容のギャップがあればいいなと、聞いてくれた人の中に。ただまあ、逆に例えば3,000円で買ってそう思うことって本当に年に一枚あるかどうかやなあ。
上村:中学生とかの頃に何度もガッカリしたことありますね(苦笑)。
筒井:今まで3,000円でアルバムを買って一番聞き倒したのは、中学生の時に買った嘉門達夫ですね。めちゃめちゃ聞きましたね。
井澤:嘉門達夫は素敵。
野津:ああ、だからラウンドヘッドって嘉門達夫っぽいんや。
上村:よく言われますね、って違う違う(笑)。
なかせ:あとやっぱりレコーディングに自分たち以外の人に立ち会ってもらうのは良いですね。フレーズも違うものが出てくるし。
井澤:単純にちょっと安心というか、これはメンバー以外が聞いても良いものなんだっていう自信にはなります。自分たちが良いと思ってやってることに対して、それをリアルタイムで感じられるのは。
野津:プレイしている人は良いと思ってやってることやと思うし、メンバー同士そうやと思うので、もっとこうドライな目線っていうのもあれば良いかなあと。
大石:それはドラムの時は凄く思いました。「泡と煙と血液」なんかは、こういうことを一歩引いて自分で考えたほうがいいんやなっていう視点に気づけたし。今回はメンバーに野津さんのクレジットが入っていてもおかしくないかなと、俺個人的には思ってます。
野津:ああ、じゃあ「なかせあきひと」の代わりに僕の名前を書いておきましょう。
なかせ:それはイイと思います。
野津:イイのかよ(笑)。
なかせ:ドラム録りの時に大石くんの心が折れずに叩き続けられたのは、窓越しに井澤と秦がいたのもあるね。
上村:レコーディング、スプリット、レーベルっていうこの感じで、野津さんには申し訳ないかもしれないけど、これはめちゃめちゃデカい何かのきっかけなのかなあとも思います。音楽で食うとは一体なんやねんとか。何かを表現するってなんやねんとか、そういう根本的な。改めて思い知った感じ。
野津:でもそれは嫌というほど思い知らないとね。それの繰り返し。その現実と戦えるかどうかっていう苦行のような一面もあるからねえ。こういうことを延々やっていかなアカンし、もっと短い時間でこれ以上の成果を求められたり、精度を求められていくと思うし。
筒井:より自分の内的宇宙に迫るような作曲をしたいと思っていたので、たくさんの人に自分のことを知ってもらえる音楽のやり方が今すごく楽しい。それにチャレンジできてるのが凄く嬉しいし。
野津:ひとえにこういうリリースっていうのも手段と言えるわけで。目指しているものは、下世話な言い方かもしれないけど「これでご飯を食べる」っていう状態なわけで。あなた達は飯を食う手段として音楽を選んだというか。その一歩目とも言えると思うし。
上村:他の仕事と違うのは研修がないというだけすね。
秦:常に研修中かな。
上村:でも他の仕事は研修中でも、例えば時給700円の8時間労働のお金はもらえるわけで。
野津:ミュージシャンっていうのは、逆にこれで飯を食えるようになった時の見返りがでかいのかな。
上村:フライヤーもみんなで配ったりしたのも含めMINAMI WHEEL(※注6)3日間見てて凄く思うのは、仲間もおるし、全然な奴もおるし、結果出した奴もおるし、そういうのをちゃんと見れたのも良かったですね。去年までとは全然違う見方ができたというか。
筒井:さあどうやっていこか、って考え方ができるようになった。
上村:もっと早く気づけば良かったとも思いましたけど。
野津:大阪にはMINAMI WHEELや見放題(※注7)という大きなライブサーキットイベントがあって、そこに出られるのはとてもイイ事やけど、全然悪い意味じゃなくて、そこに出たから売れるわけではないからね。その状況をどう使うかっていうのはミュージシャン次第。
なかせ:お客さんの中でも、MINAMI WHEELに出てるバンドっていう信用とかはあると思うんですけど、逆にMINAMI WHEEL中にライブハウスから出てきたお客さんが「なんでこんなバンドが......」みたいな話をしているのも聞いてしまいましたしね。
上村:やっぱりそこで何が出来るのか、なぜそこに自分たちが出ているのかをしっかり理解しないと。それと、僕はMINAMI WHEELで凄くたくさんの人が新しい音楽を探しに来ているのを感じて嬉しかったです。
筒井:例えば自分たちの次のバンドさんを見るためにいた人もいるやろうし、自分たちを見に来た人というのにはある意味で数には入らない。聞いてもらえたという機会ではありますが。
上村:なんしか残ってもらえたライブはできた。
なかせ:あれ多分いままでの感じやったら、知り合いがパラパラおって「はいMINAMI WHEELに出れました」って程度で終わってたと思うし。
野津:今回のMINAMI WHEELで、モケーレムベンベから井澤くんも秦くんも手伝ってくれて同じ感覚を感じられたとは思うんやけど、オンステージはミュージシャンみんな頑張るわけで、オフステージで頑張らんとなあって感じやね。人前に出てない時はちゃんと「人前に出る時」に繋がってるわけで。
秦:僕はフライヤー配りも楽しいですしね(笑)。
筒井:野津さんがMINAMI WHEEL用にああいうフライヤー(「必ず良いライブをします」と書かれていた)ので、自分で配るのもそう言いながら配りました。一枚配るごとにプレッシャーがきちんと上がっていくのが便利でした(笑)。毎ライブあれをやらなアカンのかなあと。
秦:ライブはもちろんCDを出したりとか、まさしくそういう事ですからね。ホンマにがんばります。
上村:良いライブやるし、良いCD作ったってことやからね。


2011年10月、とある下町の高架下のライブハウスにて



(注1)ビンセント...モケーレムベンベのギタリスト、市川瓶のこと。2011年6月脱退。
(注2)死んでません。彼は元気です。
(注3) 死んでません。彼は元気です。
(注4) 福島聡が月刊『コミックビーム』誌上で2004年8月号から2009年1月号まで連載していた近未来SF漫画。
(注5) 日本のパンク・ロックバンド。1980年代後半から1990年代前半にかけて活動し、1995年に解散した。
(注6) 大阪ミナミ一帯の歩いて移動できるエリアのライヴハウスやクラブなどで行われる、FM802主催の一大ライヴ・フェスティバル。3日間通しのパスチケットと各日1日フリーのチケットが有り、自由に会場を行き来できる。略称はミナホ。
(注7) 大阪にて開催されている夏のロックフェスティバル。主催および企画制作は、関西ライブハウス・シーンの音楽愛好家有志によって結成された「見放題実行委員会」。イベント名の略称や通称名は特にない。



2011年11月 もくじ

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