[インタビュー] 今中健介 (2010年03月号)

| | トラックバック(0)
interview_imanaka1.jpg
優しい唄を唄う男、今中健介がワンマンを決行する。普段バンドではなくフォークギター一本でステージに立つ彼がワンマンへ至った経緯、沖縄や曲作りまで、のんびりと語ってもらった。

■率直に、なんでワンマンをやろうって思ったんだろうか? 何かきっかけがあったって思うんだけど。
今中:ワンマンは前から周りにやってみたらって言われてたんですけど、なかなか踏み切れなかったんですよ。ワンマンをやる意味とか堅苦しいことを考えてたんです。それが、ある時、井上ヤスオバーガーさんに、「もうそんなんええから、やりいや」って言われて。「それは、やってから分かることや。やらなわからんねんから」と。それで、踏ん切りがついたんですよね。一番はバーガーさんの一声ですね。

■決めたのって半年前くらいだよね。ワンマンを決めてからはどうだった?
今中:普段のライブのやり方とか心持ちは良い方に変わっていったように思いますね。ただこなすっていう感じじゃなくて、ある一日に向けた活動が出来たかなって思います。ライブ活動が意識してできるようになったかなって。一回一回のライブをもっと大事に出来るようになった気がします。

■ワンマンというのが分かりやすい目標にはなるよね。
今中:そうですね。これもワンマンをやる意味に繋がるのかなって思います。

■ワンマンの話をもらった時に、アコースティックとバンドと半々でやりたいっていうアイデアを一緒に話してたよね。これはすごく面白いステージになりそうだなって期待しているんだよ。
今中:そうですね。そこですよね。どう、切り替えてやっていくかっていう。流れは決まっているんですけど、うまいこと伝わるといいですね。

■これは今中健介ならではの見せ方だよね。お客さんは楽しいと思う。
今中:バンドとアコースティックと両方見せられるっていうのは、僕自身も一番楽しみにしているところですね。

■ゲストミュージシャンも入るみたいだね。
今中:ほぼ決定ですね。沖縄の宮古島で出会った人なんですけど、KONISHIKIの目撃情報があったらその人やっていうくらい大きな体の三線弾きの人と、その人と一緒に唄っている女の人が来てくれます。ワンマンだし、僕といえば沖縄とアニメは切る事の出来ないことなので、そこはやっておこうかなと。

■宮古島に帰りたい、って曲にしているくらいだものね。
今中:昔から海が好きだったので、なんとなく沖縄って惹かれていたんですね。それで、一昨年初めて沖縄に行ったんです。あるミュージシャンと。そこで音楽をやって、出会って、ワンマンに至るという流れなんですよね。これも功を奏しているんだなって。

■沖縄の人が入ることによって、3色のステージが見れるってことだよね。これは、贅沢だね。
今中:ひとりだからこその自由度は最大限に使っていきたいですしね。

■当日泡盛入れようかな。飲みたい人出てきそう。
今中:いいですねえ。是非入れてください。


■ゲストといえば、オープニングアクトがそうた(つちのこ)なんだけど、なんてそうたなのかっていうのは聞きたいな。
今中:そもそもなんでつちのこじゃないのかっていうと、僕は、つちのこのライブよりそうたのソロのライブの方が好きなんですよ。もちろんバンドも好きなんですけど、バンドにはない弾き語りのいいところがあるんですよね。最初はオープニングアクト無しでやろうって思ってたんですけど、いろんな人のワンマンを見ているうちに、あった方がいいなって思い始めて。年下でこいつやべえっていうのはあんまりいないんですよ。それで、最初に浮かんだのがそうただったんですよね。そうだそうたにしよう!って。

■いちシンガーとして、そうた。なるほど。でも、バーガーさんとかでもおかしくないかなって思ったんだけど。
今中:いやいや、それは、恐れ多いというか。まだ早いというか(笑)。


■たくさん曲をやるんだろうけど、今健って曲を作るスピードがすごく早いでしょ。心がけていることとかテーマとかってある?
今中:そうですねえ。自然と出来てしまうんですよね。ただ、なんだかんだで優しい唄を唄ってたいっていうのはあるんで、作る時は曲調が暗くても優しい気持ちで作っているような気がしますね。でも、ひねくれてるよ、みたいな(笑)。

■なるほど、あんまり原色っていう感じじゃないもんね。淡い色というか。曲はどんな時に作るの?
今中:ところかまわずですね。なんとなく口ずさんで、なんとなくギター弾いて。日常的な唄を唄ってたいから、特に構えずに自然な状態の時に作ってる感じですね。なんかあったから作るっていうんじゃなくて。

■生活の一部という感じかな?
今中:それにすごく近いし、そういう風にしたいですね。それが当たり前というか、息をするような感じで曲を作れたらいいなって思いますね。

■タイトルにフォークソングって言葉が入ってるんだけど、最初フォークっていう印象を受けなかったんだよね。でも、何度も聴くうちに生活感というか日常という情景がある唄を唄っているなあって。あ、フォークソングなんやって思う。
今中:なんだかんだで、フォークソングっていう感じでやってる人少ないですもんね。

■でも、そこに収まりきらないからバンドも入れてやるっていうのが今健流なんだよね。
今中:そうかもしれないですね。うまいこといいますね。



■Fireloopでワンマンをやる意味っていうのはどんなところなんだろう。
今中:Fireloopで出会った人っていうのは、全然畑が違う人たちが多いんですよ。それこそ、ピンで繋がった人は、ジャンルもやってることもそれぞれ。だけど、僕の唄を聴いて気にいってくれて。なんか意味とかじゃなくてFireloopでやりたかったんですよね。

■ありがとう。泣けるよ。
今中:本当にFireloopには感謝してるんですよ。そうたともFireloopで出会ったし。

■(泣)。当日をいい日にしたいっていうのは前提として、僕らにもあるんだけど、今中健介の中で、3月21日をどんな日にしたいっていうのを聞きたいな。
今中:これは、タイトルにもなっているんですけど、この日のライブが功を奏して見に来てくれた人たちの明日以降とか心の中に何か出来たらいいなって思うんです。僕自身もいろんなことが功を奏してワンマンをするに至っているわけなんです。そういうきっかけにしたいですね。みんなの。例えば、来てくれた人が" 今健頑張ってるから、俺も頑張ろう"っていう気持ちになったりとか。ただ楽しんでもらうだけっていうのは嫌だなって思いますね。

■ん?どういうこと?
今中:考えて欲しいですね。僕はいつもそう思ってライブやってるんですよね。楽しんでもらうよりも、考えて欲しい。考えるきっかけになればって。そういう日にしたいんですよね。

■なるほど功を奏すってことだね。
今中:あの日、今健のライブ行ってよかったなって後々思えるような。あん時のあれのお陰かも分からんなあって何年後かに思い出すようなものを創りたいですね。

■ワンマンを決めた時にきっかけっていうのを一つ通過していると思うんだよね。それすらもステージから投げれたらいいね。
今中:そうですね、たくさんのきっかけを経てここにいますからね。全部をぶつけていきたいですね。


■ついに1ヶ月前になってきたんだけど、今どんな気持ち?
今中:結構焦ってますわ(笑)。曲数とかそういうのは大丈夫なんですけど、長丁場をどれだけ飽きさせずに楽しんでもらえるかなって。そのためにいろいろ迷ってますね。これでいいんやろうか、あれでいいんやろうかって日々考えてます。僕、スロースターターなんですよ。いつものんびりのんびりしてるから、近づいてくるにつれて気持ちばっかりが焦るんです。

■セットリストって悩むでしょ? 2時間だもんね。
今中:作っては変え、作っては変えしてますよ。これで完璧や!って思っても、スタジオ入ってる間に、こんな感じでいくんならこっちのほうがいいのかなとか。悩んでますね。楽しいですけど。一番頭使ってます。

■結構曲数やるよね。
今中:18~20曲くらいはやると思いますよ。

■ずっと話を聞いてると、やっぱり第一には、お客さんを楽しませようってしてるよね。根っこにそれがあるのかなって思う。
今中:そうかもしれないですね。お客さんを楽しませようっていう気持ちが前に出てきたのはワンマンが決まってからかもしれませんね。

■なんか訪ねてきた友達をもてなすっていう雰囲気を想像するんだよね。内輪とかそういうのではなくて、心からもてなすというか。
今中:完璧に僕を見に来ているわけですからね。これはもう考えなくては駄目ですもんね。不安も一杯ですけど、精一杯もてなしたいですね。

■最後に意気込みをお願いします。
今中:フォークソングが功を奏して、ということです。みんなにも心して聴いて欲しいって思います。この日を大切な日にするぞっていう、意味のある日にしたいっていう気持ちで来て欲しいですね。

■当日、今中健介のコスプレで泡盛が無料です! 嘘です!
今中:それやりましょうよ!

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: [インタビュー] 今中健介 (2010年03月号)

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://fireloop.net/magazineadmin/mt-tb.cgi/84