[コラム]ナードマグネット・須田とハンバーグオムレツ・カリスマのEIGA・BU第37回 『2017年上半期ベストテン』

[コラム]ナードマグネット・須田とハンバーグオムレツ・カリスマのEIGA・BU第37回 『2017年上半期ベストテン』(2017/08)


カ:どうも、ご無沙汰してます!ハンバーグオムレツのカリスマです!暑い!!カラダが夏になるぜ!!

須:カゲキに最高ですね!ナードマグネットの須田ですー!!

カ:いやー須田くん相変わらず忙しそうやけど、最近、映画観れてるかね?

須:や、逆に最近はライブの本数ちょっと減ってきたので、前より見れてますよ!映画館も行ってますけど、Netflixがマジで最強ですね。Netflix廃人なりそう。

カ:俺は既にここ半年Netflix廃人ですわ(笑)Netflixオリジナルコンテンツの質が高すぎる。海外ドラマもさることながら、オリジナル映画がとんでもないよね。最近だと、須田くんTwitterでもレビューを呟いてましたが、『オクジャ』よ。観終わった時、震えたわ。

須:ちょ、その話もうします?先に今回のメインテーマ発表してからでもいいですか?(笑)

カ:あかん!いきり勃ち過ぎたわ(笑)メインテーマからお願いします。

須:2017年も半分過ぎたということで、それぞれの上半期ベストを発表したいと思います!!!

カ:はい!フライングで失礼しました(笑)発表先立って、各国の映画祭で度々に問題になってる「Netflixオリジナル映画を含むか?」ってとこについては俺らEIGA・BUではどうしようかね?劇場ではやってないけど、まさしく映画と言って差し支えの無いクオリティの作品がバンバンあるので俺としては含みたいねんけど。

須:含めていいと思います!2017年において配信サービスの存在を無視して映画やドラマを語るのはもはや不可能だと思いますので!まじで!

カ:よし!そうしよう!では俺から上半期のベスト10〜6をざっと紹介します。こんな感じになりました。

6.ヘッド・ショット
7.哭声/コクソン
8.BLAME!
9.メッセージ
10.マグニフィセント・セブン

須:私はこんな感じです。

6.ありがとう、トニ・エルドマン
7.ハクソー・リッジ
8.20センチュリー・ウーマン
9.ラ・ラ・ランド
10.キング・コング 髑髏島の巨神

カ:ええ感じで、バラけました!つーか、須田くんの6位と8位は、俺、観れてないわ。

須:どっちも「親子の物語」ってとこは共通してて、僕はこういうテーマに弱いんです(笑)『ありがとう、トニ・エルドマン』は父と娘、『20センチュリー・ウーマン』は母と息子と対照的なんですが。定期的に見返したくなりそうな2本です!

カ:そう言われると今年は特に「親子の物語」を取り上げてる映画が多いような気がする。俺の場合は特に爺ちゃん婆ちゃんモノに弱いね。名作『グラン・トリノ』では映画後に入ったスタジオ練習中にも涙が止まらなかった(笑)しかし、須田くんに比べて、俺、今回、めちゃ偏った趣味全開の並びになってるよ。6位に『ヘッド・ショット』持ってくるのって多分、大阪では俺ぐらいじゃないだろうか(笑)

須:それまだ見てないんすよねー!!『ザ・レイド』の人が出てるやつですよね。あと8位の『BLAME!』も未見です。

カ:そんな貴方に朗報です!なんと、両作品共にNetflixで観れるんですよ!ってなんかNetflix宣伝してるみたいになったけど(笑)『ヘッド・ショット』は『ザ・レイド』のイコ・ウワイス主演のインドネシア発ゴリゴリアクション映画やね。非常に心のこもったバイオレンス描写と超王道の暗殺者記憶喪失系ストーリーを楽しむことが出来ます。インドネシアのアクション映画の未来は明るいよ!『BLAME!』は漫画原作やけど、原作未読でも全然大丈夫なサイバーパンクアニメの良作!

須:さっそくNetflixで見れるやつ出てきましたね(笑) インドネシアとかタイとかのアクション映画は「これ撮影中2?3人マジで死んでない?大丈夫?」ってわりと本気で心配してしまうくらい凄まじいので、楽しみですね。両方見てみます!!

カ:そやね、本当に凄まじい。日本はアクション映画が下火やから羨ましく思ってしまうなぁ。『BLAME!』は今、ちょいちょい出て来てるNetflix配信と劇場公開が同時って作品やったね。俺は映画館と家とで2回観たけど、当然映画館の方が良かった(笑)つーか、意外やねんけど須田くんは『ラ・ラ・ランド』がもう9位に登場してるね。てっきり、トップ5に入ってるかと思ってた。

須:そうなんですよねー。大好きですしサントラもめっちゃ聴いたんですけど、なんというか、思った以上に流行りすぎて「わざわざ自分が推さなくても…」って気分になってしまったのかもしれません(笑) もっかい見たらまた泣くんですけどきっと!カリスマさんの7位『哭声/コクソン』は前回コラムで僕がオススメしたやつですが、どうでしたか!

カ:これいっそ1位にしたろうかと思ったんよ(笑)でもそうするとランキングが狂気に満ちてくるからやめた(笑)これ、闇鍋みたいな映画よね。予測不可能な具材の組み合わせでとんでもない鍋が出来たっていう。あと、2?3回観たら更に印象が変わると思うね。

須:「今おれは何のジャンルの映画を見てるんだ!?」ってなりますね。でも圧倒的なパワーに目が離せない。あれがちゃんと大ヒットする韓国ってすごいです…。キリスト教的なモチーフもちゃんと勉強し直してもっかい見たいです。

カ:ほんまあの映画、すげぇ面白いけど、いったい韓国のどの層にヒットのか謎よな(笑)

須:ではそろそろランキングの続き、上位5作品ずつ発表しましょう!

カ:はい、では上位発表します。こんな感じになりました。

1.ローガン
2.ラ・ラ・ランド
3.ガーディアンズオブギャラクシー リミックス
4.雨の日は会えない、晴れた日は君を思う
5.マンチェスター・バイ・ザ・シー

須:おおおーー全然ちがう!僕のはこうです!!

1.メッセージ
2.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol.2
3.オクジャ
4.エイミー、エイミー、エイミー!こじらせシングルライフの抜け出し方
5.お嬢さん

カ:トップ5で共通してる作品って『ガーディアンズ〜』だけという、こんなに作品が割れるの初めてじゃない?(笑)そして、やはり須田くん、『オクジャ』を差し込んできたね!

須:やっとオクジャの話できる!!これ本当にいろんな意味で画期的な映画だと思うんですよ。まずあのポン・ジュノ監督の最新作がNetflix限定で配信されて全世界同時に見れるというのが楽しかったですし、あとこれも見てるうちにジャンルがどんどん変容してくので『哭声/コクソン』と通ずるものがあると思います。少女と巨大ブタのほのぼのとした交流からどんどんアクション展開になっていって、そこからケイパーものっぽくなって最終的には凄くヘヴィーな問いを投げかけられるっていう。

カ:すごい作品よな。沢山の人に観て欲しいけど、人によってはお肉食べられなくなってしまいかねない。俺は『オクジャ』観ながら、藤子・F・不二雄先生の『ミノタウルスの皿』ってSFの短編集を思い出してんけど、須田くん読んだことある?

須:ないです!短編は結構ブラックユーモアなのが多いって評判だけは聞いてますが…。

カ:『ミノタウルスの皿』は地球と良く似た星が舞台になってて、そこでは牛が人間を家畜として食べてるのよ。家畜なので『オクジャ』で出てくるベストピッグみたいな優秀な個体は表彰されて美味しく食べられることが行われてて、主人公は普通の地球から流れ着いた人間だからそれを阻止しようとするって話なんやけど。藤子先生の凄いとこはそれがグロテスクなホラーとして描かれてなくて、ブラックユーモアたっぷりに味付けされてる。手法が違えど『オクジャ』も同じように思えてね。安易に菜食主義を推奨するのでは無くて、もっと普遍的な「食べる」という行為に言及してる作品やなって。

須:『オクジャ』と『第9地区』
を合わせたような話ですね!人間がそっち側になってまうっていう。ポン・ジュノ監督自身がもともとヴィーガンだったみたいですよ。僕は完全に「食肉産業」に対する問題提起やと思いました。あれ見て肉を食うかどうかの判断は人それぞれでいいと思うけど、それでもやっぱ消費者にウソをつく企業は絶対ダメだよね、っていう。

カ:問題が問題として解決されてないというか旧態然してる企業って多いからね。そこに切り込んだ監督の度量には感服します。しかし、あの企画に予算をつけられるNetflixの資金力もとんでもないよね(笑)これ、劇場では公開されない作品なのに、ね(笑)

須:豪華なキャスト使ってこれだけ攻めれるんだから、尖った作家が配信サービスに流れてくのも納得ですよねえ。さてランキングの順番は前後しますけど、カリスマさんの4〜5位、めっちゃしっとりしてますね(笑) 筋肉と爆破を愛するカリスマさんらしくない!

カ:でしょ(笑)全くもって筋肉と爆破には無縁の作品ですよ(笑)ただ、どちらも感情移入できたというか、物語に没入できたというか。4位の『雨の日は会えない、晴れた日は君を思う』は、主人公の感情の機微が伝わって来て、劇中と全く同じタイミングで涙が出たという未だかつてない体験が出来た。5位の『マンチェスター・バイ・ザ・シー』は正直、5?6年前に観てたらさして印象に残らなかったかもしれない作品だと思うのね。ここ数年で甥と姪が出来て、自分の心情の変化があったみたいで、こちらも主人公の心情にシンクロすることが出来た。甥と叔父って親子では無いけどだからこそ凄く愛おしい感情が生まれるというか、2人のなんとも不思議な絆みたいなものを作品から感じることが出来た。俺も大人になって爆破と筋肉よりも大事なことがみつかったってことかな(笑)

須:『マンチェスター…』の甥っ子のキャラ設定は絶妙でしたね。お父さん亡くなったばっかなのにパッと見あんま同情できないっていう(笑) あとケイシー・アフレックの演技も素晴らしかったです。兄貴のベンアフといい、この兄弟の目の死にっぷりは一体なんなんでしょうか。。

カ:兄貴はゴッサムを守る重圧に押しつぶされたんちゃうかな(笑)もともと『マンチェスター…』はマット・デイモンが主演で出るって話もあったみたいで、そうなったら要人暗殺の方法を甥っ子に教えるという俺ど真ん中な内容になってたかもしれない(笑)さて、須田くんのランキング、4位にはやはり『エイミー…』が入ってきたね!失礼ながら、この主演のエイミー・シューマーって全然存じ上げないんやけど、アメリカのコメディアンなんよね?

須:アメリカでめちゃくちゃ人気あるスタンドアップ・コメディアンで、映画もちょいちょい出てはいるんですけど、本格的に日本に入って来た出演作はこれが初ですね。『40歳の童貞男』

とかのジャド・アパトー監督の最新作ですが、脚本はこのエイミーさんも書いてます。アパトー監督ってもともと、大人になれない男同士がイチャイチャするような映画ばっかり撮ってたんですけど、ポール・フェイグ監督の『ブライズメイズ』

に関わったあたりから女性をちゃんと描けるようになってきた印象があります。同じくアパトー監督が製作したNetflixの『LOVE』
ってドラマも、ヒロインがめちゃくちゃ魅力的でしたし。

カ:『LOVE』ってそうなんや!確かにあれは凄く魅力的なヒロインやったね。今作の『エイミー…』はどんなお話なんかな?

須:特定の恋人をつくらずに色んな男を渡り歩いてきた女性が、ついに1人の男のことを好きになってしまう、っていう、かなり直球なラブコメなんですけど、エイミー・シューマーの笑いのセンスが冴えまくってて凄いんです。今年いちばん笑ったし、最後ちょっと泣きました。下ネタも強烈ですけど、女性にも見てほしいなあ。で、笑って泣ける作品つながりで、トップ5に共通して入ってる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2』ですよ。これ僕は意地でも『リミックス』じゃなく『Vol.2』って書きますから!スターロードのお母ちゃんの意思を継ぐんや!!

カ:これ俺もどっちで書こうか迷ったけど「リミックス」って書いちゃいました(笑)ほんまに邦題でやっちゃった映画シリーズに「ガーディアンズ…」が入るとは夢にも思いませんでしたよ。アベンジャーズのソーの次回作も原題は「ラグナロク」なのに「バトルロイヤル」になるらしいし、、、。須田くんの言う通り今作を「ガーディアンズ…」を観た人は邦題に疑問符ついた人は多いかと。一応、配給の言い分だと、初見のお客さんにもわかりやすいように配慮したってことやったけど、その配慮いらんと思う。

須:本当に初見のお客さんに配慮するなら、ちゃんと「シリーズ2作目」であることを明確にして、テレビで放映するなりDVDのキャンペーンするなりして、予習して最高の状態で見てもらうことじゃないですか。続編であることを隠して見に来させるって、配慮じゃなくほとんど詐欺ですよ。ナンバリング隠し問題多すぎ!

カ:「リミックス」だとシリーズの1作目やと勘違いしかねんもんな。これを1作目やと思って観たら、本来の面白さ半減どころじゃ済まないよ。こんだけ、情報化社会になってるんだからナンバリング隠しなんて全くの無駄やのに、配給にはこれをもっと深刻な問題と認識して襟を正してほしい。それと、もし、このコラムを読んでるお客さんで2作目から「ガーディアンズ…」を観て、あまり面白くないなぁって思ってるなら、1作目から観て下さい!ほんまに超弩級に面白い作品なんで!

須:ほんと素晴らしいシリーズだと思います!2作目で「父と子の物語」になるあたり、いよいよスターウォーズになってきましたが。この後ついにアベンジャーズと合流してサノスと戦うことになってくるので、まだまだ盛り上がりますよー!そしてカリスマさんは『ラ・ラ・ランド』が2位!僕より全然高いですね!

カ:『ラ・ラ・ランド』は元シンガーやってた友達と観に行ってんけど、2人ともだだ凹みしたという苦い思い出があって。こんなに音楽やってる奴が報われない映画があるなんて、堪らんですよ(笑)まぁ、それはそれで置いといて、正直、この監督の力量が想像以上だったというか、後半の絵がまるで往年のディズニーかのような煌びやかさで圧倒されたというか。『セッション』
とえらい毛色が違ったから、監督の技量に恐れ入ったって感じやね。

須:煌びやかなんですけど、全体的に画面はちょっと暗いんですよね。それがまた鑑賞後の苦い後味とも繋がってくるような気がします。いろいろ思い出したらやっぱ良い映画だったな…ブルーレイでもっかい見よ。そしてカリスマさんの1位は『ローガン』とこれまた苦い!!

カ:でしょ(笑)選ばざるを得なかった。主演のヒュー・ジャックマンお疲れさまという気持ちをこめて。この16年で9本もウルヴァリンやってたんだよ、彼は。合間に別の映画にも出ながらってのが、もう尊敬しかない。しかも、今作、終わらない不死身の男の物語を終わらせるというある意味離れ業をやってのけた、正にアメコミ映画の金字塔の誕生と言っても過言ではないぜ!って褒めすぎ?(笑)

須:いや、その通りだと思います。ほんとウルヴァリン有終の美ですし、これでアメコミの表現の幅がまたひとつ広がったなーとも思います。僕もベストに入れるべきだと思いつつも、ただこれ、ちょっと色々ショッキングすぎたんですよね…。僕これまでのX-MENシリーズ大好きで、もう僕にとってのハリーポッターみたいなもんなんすよ(笑)だからこそ、この作品内で起こることの全てが衝撃的で辛すぎて…。もうしばらく時間おいて再見したらちゃんと消化できるような気はしてます。

カ:X-MENシリーズに思い入れがあればあるほど、衝撃的な設定になってるね。俺は先に原作を読んでんけど、ヴィラン化してるハルクが近親相姦しまくって増殖してるっていうのを皮切りに悪夢の様な設定が目白押しやったから、まだ映画を落ち着いて観れたけど(笑)なにより、ヒュー以外にも、パトリック・スチュワートも今作でチャールズ役が最後になるし、逆にダフネ・キーンはローラ役でハリウッドデビューという、内容的にも配役的にも、最後で最初の物語で親から子へ受け継がれる意志のバトンを感じられた。まぁ一番びっくりしたのはダフネ・キーンの身体能力の高さだったりするんだけどね(笑)親子、家族と言えば須田くんの1位『メッセージ』よ。ばかうけと瓜二つの容姿が話題になってましたが。

須:「ばかうけ型宇宙船が地球に攻めて来てあら大変!」みたいな内容かと思ってナメてかかるととんでもない衝撃を受ける作品でしたね(笑) ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は『灼熱の魂』
でぶっ飛ばされて以来ずっと新作出るたびに見てましたけど、一番好きですこれ。原作である短編のタイトル『あなたの人生の物語』のとおり、宇宙人モノかと思いきや「人生」についての映画だったという。

カ:『メッセージ』すごく良かってんけど、俺は原作読んで、もう一回観てから決めようかなって思って。お話自体はそれほど複雑ではなかったけど、哲学的な側面が多分にあって深く味わいたくなる映画やったので。しかしこれ観て、ジェレミー・レナーはこういう非アクション系の配役の方が抜群に合ってるんじゃないかと思ったのは俺だけじゃ無いはず。ホークアイより全然板についてたよ、ジェレミー(笑)

須:ホークアイも好きですけど、このインテリな役柄もよかったですね。『ミッション・インポッシブル』の最近のやつとか見るとコミカルな演技もいけるので、達者な人ですよね。エイミー・アダムスも素晴らしいです。彼女の「その後」を想像して、ただただ涙が出ました。そういえばこの映画に新海誠さんがコメント書いてましたけど、この映画こそ『君の名は。』やないか!と思いましたよ(笑)過去、現在、未来についての物語だし、ちゃんと名前に意味があるし。

カ:確かにそうやな(笑)俺は宇宙人の文字が漢字と同じく表意文字として表現されてたとこが印象に残った。監督がインタビューで「日本のデザイン、筆や禅的なものに強い影響を受けてる」って語ってたけど、人間の言語と全く異なる未知故の畏怖を孕むデザインは本当に素晴らしいかったね。

須:ビジュアルも演出もストーリーもめちゃ新鮮でどきどきしました。『灼熱の魂』とか『プリズナーズ』
とか、ドラマを撮るのに長けてる監督だと思ってたんですが、どんどん凄いことになってますね。『ブレードランナー』新作も期待できそうです。

カ:俺も『ブレードランナー2049』
はかなり期待してるよ!あの名作SFを一体どんな風に料理したのか、次回のEIGA・BUでは間違いなく話題にあがるだろうね!そして今から夏の大作が目白押し!待望のリブート版『スパイダーマン』
も公開されるときてる!暑い夏の始まりだ!さて、上半期のベストをお送りしてきましたけど、そろそろお別れのお時間が迫ってまいりました。須田くんは上半期を振り返ってどうでしたか?

須:何回も言ってきたように最近はほんとNetflixの恩恵にあずかりまくってるわけですが、でもやっぱ映画館自体は無くなってほしくないですよね絶対に。僕のランキングだと『ガーディアンズ…』とか、『ハクソー・リッジ』とか、『キングコング』とか、小さい画面&しょぼい音響だとやっぱ魅力が半減しちゃうでしょ。だからNetflix発信の尖った作品があらためて劇場でもかかるとか、そういう相互作用で映画全体が面白くなるといいですよね。『オクジャ』映画館で見たいもんなあ。

カ:『オクジャ』を劇場で観たかったなぁ。やっぱい家で観るとどんだけ良いテレビを買って音響機器を揃えても、映画館という環境は作り出せない訳で。つまりは観ることは出来ても体験することは出来ないんよね。俺、映画館で観る時は瞑想してめちゃくちゃ集中状態にしてから観てるのに、家で観る時は瞑想なんてまるでしてないし気付いたらトイレに行ってるもん(笑)NetflixはNetflixで面白いけど映画館は別物だぞってことで皆さん映画館に行きましょうね!

須:僕、自分のライブ前でも瞑想はしないですね…(笑)ではまた次回の更新をお楽しみに!!!




プロフィール 如何の通り

カリスマ: 本名不肖、牙の勇者の異名を持つキョウリュウレッド。
地球と大阪市北区の平和を守る傍らハンバーグオムレツというジャンクフードパンクバンドのボーカルとしても活動している。
EIGA・BUの「観る」担当。
HP:http://omelette.sekaibi.com

須田亮太: 顔出しNGというわけではございません。
ナードマグネットというバンドのギター&ボーカル。パワーポップという不遇のジャンルを今一度普及させるべく、大阪を中心に活動中。アイドルも好き。
EIGA・BUの「見る」担当。
HP:http://nerd-magnet.com/

ナードマグネットのインタビューはこちら