[コラム]いおかゆうみの「ちぐはぐな日々。」(2016/06)


前回のコラムで書いた結婚式で歌う歌な、まだできてへんから。どうなるん、いやいや、やばすぎ。結婚って何よ、男と女って何よ、わからんちんはわからんちん。Wikipediaで調べてもわからんちんはわからんちん。
あと一週間。シャカリキやります。

そういえば、先日尼崎でライブした時に手相見れる人がいた。うち、占いとか行ったことない。大学生の時、天王寺のMIOにある占い屋さんが当たるらしくみんなこぞって行ってたけど、一回も行ったことない。そんなんさ〜結局自分のことは自分で決めちゃうくせに〜。

まあしかし何かの縁やと思って見てもらったら、めちゃくちゃ当たっててびっくり。そして占いって人生相談と丸っきり一緒やなあと身をもってわかったから、ほんまありがとうの気持ちだらけ。背中押されまくり。

いおかさんは旅に出た方がいいらしいからこれからもたくさん旅に出るぞ。
利き手に神秘十字線があるから運がものすごい強いんだぞ。
守護霊がご先祖様だけじゃないんだぞ。どこかの知らない誰かがうちのこと気に入って守ってくれてるんだぞ。

知らん人が守ってくれてるってすごくない?だれなん、だれなん!
それ言われた瞬間に手を合わせて「ありがとう」って言うたら「そういうわかりやすく表現してくれるからたくさん良い運を持ってきてくれるんです」って。素直に生きるのが一番。

守ってくれてる誰かはうちとどこで出会ったんやろ、その時うちは何してて何を考えてたんやろか。話しかけやすいって思ったんかな、わかってくれるって思ったんかな。
歩いてるだけでよく話しかけられるけど、なかなかに人見知りやから困ったりする。しかし波長が合う人は話さんくてもわかるんやで。

ライブ前にドトールでボーッとしてたら隣に座ってたおっちゃんに喋りかけられたことがあった。その人はギターリストらしく、めちゃくちゃ関西弁で性格もザ・関西って感じやのに東京が好きらしい。「この前まで東京おってんけどな、こっち帰ってきてん、そしたらやかましーてしゃーないわ!」って大きい声で言うてはった。

真面目な顔で
「なあ、いっちゃんって呼んでいい?」
って聞いてきたかと思ったら、急にテンション高くなって音楽について語り出したおっちゃん。
「ジミヘンが好きやねん、ジミヘンみたいな歌作りたいけどどうしたらええんや!教えてくれ!」

「ジミヘンみたいな歌作ったことないからわかりませんわあ。ギター持たずに鼻歌で作ったり自転車漕ぎながら作ったらええんちゃいますか」

適当なこと言うといたら大きい声で笑ってた。

最後には「ライブ観に行くから連絡くれ!」って名刺まで渡され、「いっちゃん、またな」って手振って帰っていった。
スーツ着てたから仕事の合間やったんやろか。

おっちゃん、大阪でも楽しくギター弾いて暮らしていってや。どっかで会えたら最高やで。おっちゃんは忘れてそうやけどなあ。