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[コラム]「ナードマグネット・須田とハンバーグオムレツ・カリスマのEIGA・BU第3回〜パシフィック・リム〜の巻」


「どうも!!先日、ドリフトへの適応性が認められたハンバーグオムレツの笑顔が素敵なあんちきしょうカリスマです!」

「鈴木裕乃さんとならドリフトしたいです!ナードマグネットの須田です!」

「いやはや、遂にこの映画を我らEIGA・BUで取り上げる時が来ましたね!興奮冷めやらぬってのはこのことですよ!」

「もう今回は言いたいことありすぎるからすぐ本題いきますよ!今月の一本は『パシフィック・リム』!!!」



「キターーーー!!ほんま、生きてる間にこんな奇跡はそうそう無いっすよ!いうなればスターウォーズ誕生の瞬間に立ち会った様な奇跡!生きてて良かった!」

「これマジでリアルタイムで映画館で見たことを10年後とかに自慢できるレベルだと思います。こないだまで今年のベストは『ジャンゴ 繋がれざる者』でしたけど、ぶっちぎりましたねー。」

「俺も同じく『ジャンゴ 繋がれざる者』やったけど、パシリムを観た後はパシリム以外にはあり得なくなった!俺のオールタイムベスト3に入るよ!この作品を創り上げた監督とスタッフと俳優と声優に感謝!」

「こないだ『風立ちぬ』って言ってたじゃないですか!(笑) いやーしかしほんとに、見所が多すぎてどこから話せばいいやら。内容はまあ、巨大ロボットが巨大怪獣と戦います、以上!って感じなんですけど(笑)」

「須田くん、今の俺は小学一年生だ!!『風立ちぬ』は難しくてガキの俺にはわからん!(笑)パシリムは子どもの頃やってたオモチャ遊びえげつないマネーつぎ込んでやり遂げた作品やね!だからストーリーは超王道で超シンプル。まあ、俺はオモチャ遊びを中学生になっててもやってて母親に「あんた何歳やの!」って言われてやめてんけど、ギレルモ監督はめげずに続けてたんやなぁ(笑)」

「監督のギレルモ・デル・トロさんは正真正銘のオタクなんですよね。今作が公開される直前の『めざましテレビ』で、お台場のガンダムに本気で感動してる姿が放送されてたのが印象的でした。 「ファット・オタク・ヘブン」は明言。このアナウンサーの方も熱くて素晴らしいですね!」

「他局ではバルタン星人と抱き合ってえびす顔なってたよ。「君を連れて帰りたい」って言ってた。ちょっと泣きそうになった。ちゃんと日本愛がある人が作ってくれてんやって思えてね。ギレルモ監督は神様みたいな人です。」

「パシリムにあまりにも感動したもんで、同監督の前作『ヘルボーイ / ゴールデン・アーミーを久しぶりに見返したんですが、あの時点で既に本作への布石がチラホラあったんだなあと思いました。中盤に出てくる森の精霊の描き方はまさに怪獣映画のソレでしたし。『もののけ姫』のオマージュでもありますが。」

「森の精霊は完全にダイダラボッチやったもんね。触れたところが全て緑化していくのが凄く美しかった。そうそう、俺、ヘルボーイシリーズ大好きやから、続編を熱望しててんけど、今はパシリムの続編を作って欲しいと思ってるわ。つーか、来年ぐらいにやらんかな、パシリム2(笑)」

「来年は無茶でしょう(笑) でも続編マジで見たいですね。だから日本でもちゃんとヒットしてほしい!ちなみにヘルボーイ3も撮る気はあるみたいですよ。ヘルボーイ役のロン・パールマン、パシリムでも最高の役どころでしたね!ハンニバル・チャウ!」

「ロン・パールマン最高でしたね!個人的には吹き替えのケンコバも素晴らしい仕事してたんじゃないかな、と思ってます!ハンニバル・チャウを含め脇役のキャラが立ってるよね。この作品は日本ではヒットせなあかんと思うし、俺もヒット祈願で後一回は観にいく予定ですよ。既に二回観てますけどね(笑)まあバジェットがゴツイから回収には時間がかかると思うけど頑張れ!イェーガー!!ところで須田くん好きなイェーガーどれ?俺はベタにエウレカが一番好きなんやが。」

「チェルノ・アルファですねー!あの重量感サイコーです。パイロットふたりのルックスも超かっこいい!さっきの『めざましテレビ』では、ザクをイメージしてデザインしたって言ってましたね。」

「ちなみに日本のコヨーテタンゴはガンキャノンって言ってたね。ホント、監督の日本愛が凄いよね。ただ、日本の看板が酷かった(笑)なんの店やねん!って看板が並んでましたね。誰かスタッフ突っ込めよ(笑)」

「『萌&健太ビデオ』についてはみんな突っ込んでますね!すげえ良いシーンなのにあれが台無しにしてる(笑)。芦田愛菜ちゃんが出てるシーンでね。しかしさすがの芦田プロ、堂々たるハリウッドデビューでしたね。」

「芦田プロの演技は素晴らしいかったですね。終始泣いてはるんで助けに行きたくなりましたよ(笑)ちなみに日本を襲ってたあのKAIJUってオニババって名前なんですよね。超巨大なカニって感じでしたが圧力がすごいですよね。そりゃ芦田プロの目も腫れ上がるわ。」

「顔がまさにオニババ!って感じでした。KAIJUの質感というか、実在感も素晴らしかったですねえ。僕たぶん生まれて初めて映画館行ったのって親戚に連れていかれた『ゴジラVSビオランテ』で、4歳くらいだったから結構なトラウマなんですけど(笑)、今の子供たちはこんな強烈な映画体験ができるのか!って感じですよ。羨ましい!」

「うん、めちゃ羨ましいな。初めて観た怪獣映画がパシリムってほんま素敵やん。『ゴジラVSビオランテ』といえばゴジラシリーズの中でも屈指の傑作!変身後ビオランテが凶悪な風貌で、大好きでした。ちなみにオニババのネーミングの元は日本映画の『鬼婆』からきててあの恐い感じを出したかったらしいね。今回のKAIJUの造形はオニババは例外にして、後の怪獣は爬虫類と哺乳類の中間イメージ。ヌルヌルヌメヌメなとこが北欧神話のトロール近い感じがした。ケンコバが「気持ち良さそう」って言ってたのがよくわかる(笑)」

「ガメラが進化したみたいな感じの表皮ですよね。ナイフヘッドの人形とか欲しいなあ。いやー他にもアメリカン・コメディ好きにはチャーリー・デイの活躍は嬉しいよね!とか、まだまだ語りたいことたくさんあるんですが、この調子で続けてるとKAIJUばりにFireloopのサイトを侵略しかねないので、そろそろ締めにかかりましょう。言い残したことないですか?(笑)」

「そりゃもう、言い残したことは山ほどあるけど(笑)今から観る人には、手放しにオススメできる映画だと断言したい。ここまで、エンターテイメントに特化してるにも関わらず近年の国産怪獣映画と違ってマーチャンダイジングという病に侵されていない!純粋で熱い男の浪漫を具現化してくれた稀有な作品です。是非一人でも多くの大人とチビッコに観てほしい。そして、いつかデルトロ監督からのラブレターの返事を我々の国から贈ることが出来たら最高やね!」

「いやあほんと仰るとおり。影響与えてる側の日本映画ももっと頑張らなアカンですよ!ガッチャマンとか、クソヌルい事やってる場合じゃねぇですよ!あと、今の時代に生きていて、この映像をスクリーンで体感しないってのは、好き嫌いはとりあえず置いといて、本気でもったいないです!頼むから一回行ってみてくれと言いたい!」

「今速報が入ってきましたが、パシリムの日本での興行収入12億いったみたいです。よかった。でももっといってほしい!ほんと須田くんが言うとおり、映画館で観るべき作ですよ、これは!ほんま頼むから観に行ってほしい!そして、デルトロ監督がそやって稼いだ興行収入で次回作を作り、日本のイェーガーを全面に出してくれたら最高!それには俺たちが乗る!須田くんと俺でドリフトするんだ!」

「でも過去の記憶とか性癖とか共有するのはイヤですけどね!がんばれデルトロ!頑張れイェーガー!というわけで次回もお楽しみに\(^o^)/」

「エルボォォロケットォォォ!!!」



プロフィール 如何の通り

カリスマ:
本名不肖、牙の勇者の異名を持つキョウリュウレッド。
地球と大阪市北区の平和を守る傍らハンバーグオムレツというジャンクフードパンクバンドのボーカルとしても活動している。
EIGA・BUの「観る」担当。
HP:http://omelette.sekaibi.com/

須田亮太:
顔出しNGというわけではございません。
ナードマグネットというバンドのギター&ボーカル。パワーポップという不遇のジャンルを今一度普及させるべく、大阪を中心に活動中。アイドルも好き。
EIGA・BUの「見る」担当。
HP:http://nerd-magnet.com/

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